新惑星発見に使われたGoogleの機械学習技術とは プロジェクト発案者が語るコンボリューショナルニューラルネットワークで分析

GoogleとNASAは、機械学習技術の一つであるコンボリューショナルニューラルネットワークを用いて、新惑星を発見した。惑星探索に機械学習技術をどう活用したのか。

2018年09月03日 05時00分 公開
[上田 奈々絵TechTargetジャパン]

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図 図 ライトカーブの学習用データ

 Googleの機械学習技術の応用例には、同社と米国航空宇宙局(NASA)が共同で実施した太陽系外惑星の探索プロジェクトがある。プロジェクト発案者であるGoogle AI部門のシニアソフトウェアエンジニア、クリス・シャルー氏が報道機関向けセミナーで、新惑星発見までの過程について説明した。

機械学習で新惑星を発見

 GoogleとNASAが惑星の発見に利用したのは、機械学習技術の一種で画像分類を得意とする、コンボリューショナル(畳み込み)ニューラルネットワーク(CNN)だ。CNNは、写真の保管サービス「Google フォト」などに用いられている。

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