グラフィックスを処理するために開発されたGPUだが、活躍の場はもはやゲーム業界だけではない。本稿ではGPUの能力が仮想化やデータセンターといった分野での利用に適している理由と、使用する際の注意点を解説する。
グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)は一般的な中央処理装置(CPU)に比べて、複雑な関数や演算をはるかに効率よく実行できる。
GPUは、データセンターのアプリケーションのパフォーマンスを向上させる可能性がある。こうしたアプリケーションは、並列処理、SQLデータベースの計算、画像認識、機械学習、ビッグデータ分析など、複雑な関数や大規模データセットを必要とするためだ。
チップ設計者がGPUを開発したのは、ゲーム業界におけるグラフィックスアルゴリズムを処理するためだ。CPUには、2Dのディスプレイで3D画像をレンダリングしたり、特殊効果をレンダリングしたりする能力が備わっていなかった。GPUハードウェアを専用チップとして組み込めば、アプリケーションからグラフィックス処理をオフロードできる。GPUチップは、多くの場合拡張カードに搭載される。GPUはレンダリングを実行し、画像の各フレームを作り出すのに必要な効果を施す。その後、GPUカード上のポートに直接接続されたディスプレイにその画像を送り出す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...