近年は新しいデータ処理技術が次々と登場している。GPUデータベースもその1つだ。これまで主にグラフィックス表示やゲームシステムに使われてきたGPUの能力を、グラフデータ処理や機械学習などのビッグデータ処理に活用する。
451 Researchでデータプラットフォームとアナリティクス担当のシニアアナリストを務めるジェームズ・カーティス氏に、GPUデータベースの背景と用途について聞いた。
〇高まるGPUの需要
――ビッグデータ処理の需要が高まり、GPUを導入するデータセンターが増えている。また、Blazegraph、Kinetica、MapDもGPUデータベースを利用している。GPUデータベースの活用は今後どの程度広がるか。
ジェームズ・カーティス氏 新しいデータベースは特定のワークロードやシナリオに合わせて調整する傾向にある。そのためのアプローチはGPUデータベースのベンダーによって異なる。汎用データウェアハウスのように広範な用途の市場を対象とするベンダーは「SQL-92」準拠を進めている。
GPUは大量のデータを処理できるため、特定の種類のクエリ処理に適している。例えば地理空間分析を高速化するのに向いている。
しかし、1つのSQL文が20ページも続くような複雑なSQLクエリにGPUを使っても、標準的なインメモリSQLデータベースのパフォーマンスを高めることはできない。並列処理でなければGPUを使う効果はあまりない。地理空間データなどの処理なら演算を並列に実行できる。
――GPUはCPUの代わりになるか。
コロナ禍における「ご自愛消費」の現状――スナックミー調査
「ご自愛消費」として最も多いのは「スイーツやおやつ」で全体の68%。その他、ランチ38...
正月三が日のテレビ視聴は過去10年間で最高値――ビデオリサーチ調査
正月三が日の総世帯視聴率(HUT)は過去10年で最高値となり、年末年始のテレビ視聴は例年...
KOLやKOCによる口コミを創出するために必要なこと
中国向けにマーケティングを行う上で重要なのが口コミである。口コミには友人・知人間で...