モバイル端末で社内のデータにアクセスできるようにする場合、ID/パスワードによるユーザー認証だけでは不十分だ。モバイル端末を導入するIT部門は、新技術を使った認証手段について検討する必要がある。
パスワード管理サービスを提供するLastPassが実施した最近の実態調査によれば、エンドユーザーの半数以上は同じID/パスワードを複数のアカウントで使い回している。この場合、攻撃者が1つのアカウントのID/パスワードを入手すれば、アカウントの持ち主が利用する複数のサービスにログインできる。ユーザーは同じID/パスワードを使い、会社のデータや企業秘密、あるいは社内の重要な会話ログにアクセスしている可能性がある。つまりID/パスワードの使い回しは組織を危険にさらしかねない。
ITプロフェッショナルは、PCの認証計画は定めているかもしれない。しかしモバイル端末は認証に対する独自のアプローチを必要とするため、計画の策定が難しい。ITプロフェッショナルが活用できる手段やツールは幾つかある。その中からモバイル端末の認証には、どの方法が最善なのかを知っておかなければならない。
認証の要素は、以下の3種類に分類できる。
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