2019年11月07日 05時00分 公開
特集/連載

マサチューセッツ総合病院(MGH)の情報漏えい事故から得られる教訓、足りない透明性失敗の共有が業界にもたらすメリット

セキュリティ専門家は、マサチューセッツ総合病院(MGH)で2019年6月に発生したデータ漏えいについて「詳細を開示すべきだ」と指摘する。詳細の開示は他の医療機関の役に立つからだ。

[Makenzie Holland,TechTarget]
画像

 マサチューセッツ総合病院(MGH)で2019年6月に発生した医療データ漏えい事件をきっかけに、サイバーセキュリティインシデントが発生した際には透明性が必要であると専門家は強調する。

 サイバーセキュリティの専門家は、MGHがデータ漏えいに関して発表した声明ではインシデントの詳細についてわずかな情報しか公開されなかったと指摘する。MGHの神経内科が関与していた研究プログラムで、個人情報の取り扱いに関するインシデントが発生したことを、約1万人の被験者に知らせたことは声明で明らかにされた。同神経内科の研究者が研究のために使用していた2つのアプリケーションに関連するデータベースに、未承認の第三者がアクセスしたという情報も示された。

 だが、この声明にはデータ漏えいが発生した原因に関する洞察は含まれていなかった。こうした情報の欠如は、このインシデントから学ぶことができるであろう他の医療機関にとっては損失だ。こう語るのは、サイバーセキュリティ会社CynergisTekでエグゼクティブ・アドバイザーを務める医療IT専門家のデイビッド・ホルツマン氏だ。

 「医療機関がサイバーセキュリティインシデントに見舞われたときには、情報を共有して透明性を高めることで、自施設の経験が医療業界全体にもたらすメリットを考えるのが望ましい」(ホルツマン氏)

さらなる透明性を求める声

ITmedia マーケティング新着記事

news162.jpg

コロナ禍における「ご自愛消費」の現状――スナックミー調査
「ご自愛消費」として最も多いのは「スイーツやおやつ」で全体の68%。その他、ランチ38...

news144.jpg

正月三が日のテレビ視聴は過去10年間で最高値――ビデオリサーチ調査
正月三が日の総世帯視聴率(HUT)は過去10年で最高値となり、年末年始のテレビ視聴は例年...

news066.jpg

KOLやKOCによる口コミを創出するために必要なこと
中国向けにマーケティングを行う上で重要なのが口コミである。口コミには友人・知人間で...