テレワーカーを狙う攻撃やAI技術の発展を受け、企業はサイバー攻撃やAIエンジンの誤作動を懸念しています。これらの脅威の危険性を具体に解説します。
国際刑事警察機構(インターポール)が2020年8月に公開した報告書によると、同年1~4月に同機構の民間パートナー組織が観測した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の脅威は
でした。これらの攻撃は電力会社やガス会社などの重要インフラ企業に加えて、その他の大手企業や政府も標的にしています。同年1~6月には複数の大手企業が認証情報や機密データ、財務記録などを盗まれ、大規模なデータ侵害の被害に遭いました。
こうした中、世界の経営者は何が起こることを想定し、どうリスク管理をしているのでしょうか。Citrix Systemsが実施した未来の労働環境に関する調査「Work 2035」の中で、2019年から2020年にかけて欧米のビジネスリーダー500人以上を対象にアンケートを取った結果を基に、企業が直面する重大な技術的脅威5つをまとめました。
調査の結果、サイバー攻撃とデータ漏えいが企業の重要課題であることが明らかになりました。調査に回答した欧米のビジネスリーダーのうち93%が、2035年までにサイバー攻撃とデータ漏えいが大きなリスクをもたらすと考えています。
COVID-19拡大に伴うテレワークの急速な普及により、従来のセキュリティの概念が覆されました。従業員が自宅で仕事をすることが当たり前になると、必然的に業務で使うデバイスも、業務データも社内LANの外にあふれるようになります。「社内LANの内部さえセキュリティ対策を万全にしておけばよい」という、これまでの常識が通用しなくなったのです。
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従来のSOCは、AIや機械学習を用いた高度な攻撃に対処できなくなりつつあり、可視性とコンテキストの欠如や検証の複雑化など、さまざまな課題が山積している。この状況を改善するには、人手に頼ったSOCモデルから脱却する必要がある。
比較的新しい製品分野である「SD-WAN」にも、早くも変化が起こり始めている。SD-WANは今後、どう進化するのか。「SASE」といった関連技術との関係性を踏まえながら、“次世代SD-WAN”の方向性を探る。
ランサムウェア以外にもさまざまなサイバー攻撃が企業を襲い続けているが、重大なセキュリティインシデントへの対策を適切に行えている企業は今も少ない。その理由や、状況を改善するための4つのステップを詳しく解説する。
サイバー攻撃による被害は、金銭的な損失だけでなく、信用の失墜や業務継続への支障といった経営上のリスクに直結する。このようなリスクへの備えとして有効なのが、「脆弱性診断」だ。脆弱性診断の目的や実践方法について解説する。
昨今、組織のネットワーク外に分散したエンドポイントが、攻撃者にとって格好の標的になっている。このような中でエンドポイント保護の新たな形として期待を寄せられているのがEDRだ。しかし、運用が難しいなどの課題も多い。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
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