「Windows 11」は、「Surface」シリーズにどのような変化をもたらすのか。Microsoftは「Surface Laptop Studio」をはじめとするWindows 11搭載機種を通じて、その方向性を示そうとしている。
Microsoftは2021年9月に発表した「Surface」シリーズの新製品に、2021年10月に提供開始したクライアントOS「Windows 11」を生かしたさまざまな新機能を備えている。Surfaceシリーズは、OSに「Windows」を搭載した2-in-1デバイス(ノートPCとしてもタブレットとしても使えるデバイス)だ。
Windows 11を搭載したSurface新製品について、調査会社Gartnerのアナリスト、スティーブン・クラインハンス氏は「Windows 11の新機能をフル活用できるよう設計された。まるで『新しいOSのための新しいデバイス』のようなものだ」と述べる。
今回のSurface新製品は、暗くても映像が鮮明に映るようにしたカメラや、離れた場所の音声を鮮明に集音できるようにしたマイクを内蔵。ユニファイドコミュニケーション(UC)システム「Microsoft Teams」で快適にWeb会議ができるよう工夫を凝らしている。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)によって、テレワークとオフィスワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が広がっている。MicrosoftはSurface新製品でWeb会議の機能を強化することで、ハイブリッドワークのニーズに応えた。パンデミック収束後も新しい働き方に取り組む企業への販売を目指している。
最上位機種「Surface Laptop Studio」と標準機種「Surface Pro 8」は、紙に書いたような感触を再現する触感フィードバック機能を備えたディスプレイとスタイラスペンを搭載。より自然な感覚で手書きができるようにした(写真)。
デザイナーやクリエイター向けのSurface Laptop Studioは、ディスプレイの位置によって表示モードを切り替える機能を備えている。ディスプレイを手前にずらしてゲーム用に使ったり、ディスプレイを倒して厚めのタブレットのように使ったりできる。最大32GBのメモリを搭載する他、CPUはIntelの「Core i5」か「Core i7」を選べる。米国のMicrosoft公式サイトでの価格は1599.99ドルから。
Microsoft最高製品責任者のパノス・パネイ氏はSurface Laptop Studioについて「デスクトップPCのパワーとノートPCの持ち運びやすさを兼ね備えた」と言う。
後編は、Surface Pro 8の目玉機能を紹介する。
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