IT分野でのキャリアパスを広げるには、機械学習認定資格の取得が役立つ。実は機械学習の初心者でも挑戦できる資格がある。「Azure Data Scientist Associate」がそれだ。どのような知識があれば合格できるのか。
IT分野でのキャリア形成に役立つ、大手クラウドベンダーの機械学習認定資格。Amazon Web Services(AWS)の「AWS Certified Machine Learning - Specialty」を紹介した前編「“機械学習のプロ”を認める『AWS Certified Machine Learning - Specialty』とは? 合格するには」に続き、中編となる本稿はMicrosoftの「Azure Data Scientist Associate」を取り上げる。
機械学習の代表的な認定資格として、以下の3つがある。
AWS Certified Machine Learning – SpecialtyやProfessional Machine Learning Engineerと比べ、Azure Data Scientist Associateは初心者向けであるのが特徴だ。受験者には、クラウドサービス群「Microsoft Azure」での機械学習モデルの実装と実行の他、予測モデルのトレーニング、データ分析ツール「Azure Databricks」の実用的な知識が求められる。
Azure Data Scientist Associateの試験は40〜60問で構成し、試験時間は100分間。受験料は165ドル(国内では2万1103円)。対象言語は英語、日本語、簡体中国語、韓国語、ドイツ語、繁体中国語、フランス語などだ。MicrosoftはAzure Data Scientist Associateがカバーする内容の配分を次のように公表している。
受験に当たり、Microsoftは4つの準備コースを提供している。受講時間はそれぞれ3時間〜10時間だ。
他にも試験準備ができるオンライン講座として、Udemyの「DP-100 Microsoft Azure Data Scientist Complete Exam Prep」やCourseraの「Machine Learning Specialization」がある。後者は実用の観点から、機械学習の知識を深められる。受講には機械学習の実務経験が必要だ。
後編は、GoogleのProfessional Machine Learning Engineerを取り上げる。
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