パスワードポリシーを定める際、従業員にとっての使いやすさを考えなければならない。そのためには何に注意すればよいのか。パスワードポリシー作成の勘所をまとめた。
企業が攻撃による被害を防ぐには、パスワードを保護する必要がある。そのためにはパスワードポリシーの策定が有効だ。前編「『パスワードポリシー』とは何か? 明文化で認証情報を安全に」はパスワードポリシーとはどのようなもので、なぜ必要なのかを説明した。後編となる本稿は、パスワードポリシーを作成するためのヒントを集めた。
企業はパスワードポリシーを作成する際、下記の項目を軸にするとよい。
「セキュリティ重視」と「従業員にとっての使いやすさ」を両立させたパスワードポリシーを作成するために、企業は下記の点を考慮しよう。
企業はパスワードポリシーの原案を作成したら、セキュリティ専門家にレビューしてもらうとよい。必要に応じて修正した上で、経営幹部の承認を得ることが必要だ。セキュリティ専門家に加え、弁護士のレビューを受けることもお勧めする。パスワードポリシーが確定した後は、従業員に周知する。ヘルプデスクを設け、パスワードポリシーの実施に関する質問に回答できる体制をつくるとよい。
パスワードポリシーも他のポリシーと同様、有効性を維持することが欠かせない。そのために定期的な見直しと更新を実施することが望ましい。
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