大塚商会、安全なテレワークを支援する「i-FILTER@Cloud運用支援サービス」を提供開始NEWS

テレワークの普及に伴い重要性が増すセキュリティ対策。大塚商会がデジタルアーツの「ホワイト運用」とタッグを組み、安全なインターネットアクセスを支援する「i-FILTER@Cloud運用支援サービス」を発表した。

2022年12月09日 16時00分 公開
[成澤 亜希子TechTargetジャパン]

 大塚商会は、Webセキュリティ対策を支援するサービス「i-FILTER@Cloud運用支援サービス」の提供を2022年12月1日に開始した。同サービスは、セキュリティ対策が不十分になりがちなテレワークでも、安全なインターネットアクセスを実現するための機能やサポートサービスを提供する。

デジタルアーツの「i-FILTER@Cloud」を活用した「i-FILTER@Cloud運用支援サービス」とは

 i-FILTER@Cloud運用支援サービスは、デジタルアーツのWebセキュリティサービス「i-FILTER@Cloud」の利用と、大塚商会によるサポートサービスの提供という2つの軸で構成されている。i-FILTER@Cloudは、有害ではないと確認できたURL以外はアクセスさせない、安全なインターネットアクセスを実現する「ホワイト運用」を軸にしている。

 Webフィルタリング機能を備えたセキュリティ製品「i-FILTER」のクラウドサービス版がi-FILTER@Cloud。同サービスは、日々生成される未知のURLを含むアクセス可能なあらゆるURLをデータベース(以下、DB)に登録し、悪性・良性を分類することで、DB中の安全なURLのみにアクセスさせる機能を備える。

 大塚商会はi-FILTER@Cloud運用支援サービスで、

  • i-FILTER@Cloudの利用権
  • 危険なWebサイトへのアクセスがあった場合のアラートの通知
  • 大塚商会のコールセンターが提供するサポート(サービスの操作や運用の支援、障害発生時の通知、障害原因の切り分けなど)

などを提供する。

 セキュリティ対策をすり抜けた詐欺メールの添付ファイルを開いたり、文中のURLを誤ってクリックしたりすると、端末はマルウェアに感染する可能性がある。感染の疑いのある端末は、i-FILTER@Cloudを経由してインターネットの通信が遮断されるとともに、その端末の挙動は管理者に通知される。

 i-FILTER@Cloud運用支援サービスは、マルウェアなどの脅威を検知した場合、まずは利用者のi-FILTER@Cloudのログを調査し、調査結果を踏まえて、注意喚起を目的としたアラートを飛ばす。その後、感染プロセスや影響の度合い、具体的な被害の内容、対策手順などを、コールセンターを介してメールや電話で利用者に詳しく説明し、支援する。価格はユーザー当たり月額500円(税別)。

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