Appleは2022年頃からセキュリティの強化に本腰を入れ始めた。2023年は3つの新しいセキュリティ機能を投入する。攻撃者に対抗するAppleの本気度とは。
Appleは2023年中に、3つの新しいセキュリティ機能を提供開始し、同社製デバイスの防御力の強化を図る。本稿は3つの新機能のうち、2つ目と3つ目を取り上げる。
「iMessage Contact Key Verification」は、自分が意図している相手にメッセージを送っていることを確認できる機能だ。同じ機能を利用している人との会話が盗聴された場合、アラートを発する機能を持つ。ユーザーはビデオ通話アプリケーション「FaceTime」を使い、認証コード(電話番号やメールアドレスで本人認証するためのコード)を確認できるようになるという。
「Advanced Data Protection for iCloud」は、写真やメモ、バックアップ用データなど、Appleのクラウドストレージ「iCloud」にあるさまざまなデータを暗号化することが可能だ。既存機能が暗号化の対象とするデータのカテゴリー数は14個だが、Advanced Data Protection for iCloudの投入によってそのカテゴリー数は23個に増える。これにより、iCloudが侵害された場合のデータ流出のリスクが低減する。
新しいセキュリティ機能の提供は、Appleが同社製デバイスの防御力を高めようとする取り組みの一環だ。2022年に同社は、デバイスが攻撃を受けた場合、利用できる機能を制限することで保護する「ロックダウンモード」の提供を開始した。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...