2023年7月にMeta Platformsが提供を開始したSNS「Threads」に関連するセキュリティリスクが浮上している。ユーザーはThreadsを利用する際、何に注意しなければならないのか。
Meta Platforms(旧Facebook)は2023年7月、「X」(旧Twitter)の対抗馬としてテキストベースのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Threads」の提供を開始した。セキュリティベンダーVeriti Securityによれば、Threadsを悪用したフィッシング攻撃やマルウェア配布が始まっている。何に注意が必要なのか。
Threadsに見せかけたさまざまな不正ドメインが出ている。Veriti Securityによると、要警戒の不正ドメインは以下の通りだ。
Veriti Securityのマーケティング担当バイスプレジデントを務めるヤィール・ハーリング氏は、「不正ドメインにアクセスすると、マルウェアに感染したり、悪意のあるアプリケーションをダウンロードしたりする可能性がある」と指摘する。
例えばthreadsappz.comは、Googleの公式ストア「Google Play」からGoogleのOS「Android」版ThreadsのアプリケーションをダウンロードするためのURLに類似している。しかし実際には、Googleのオンラインストレージサービス「Googleドライブ」にリダイレクトし、APK(Android Application Package)ファイルをダウンロードできるようにするという。同社によると、ダウンロード可能なAPKファイルにはマルウェアが含まれている可能性がある。
後編は、Threadsに関連する攻撃への対処法を紹介する。
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