「MDM/EMM」徹底比較 選び方、お薦め製品は?

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、比較に関する比較の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

「MDM」(モバイルデバイス管理)とは

 「MDM」(モバイルデバイス管理)は、IT管理者がスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを管理してセキュリティを確保し、ポリシーを適用できるようにすることだ。その機能を実装した製品がMDM製品と呼ばれる(続きはページの末尾にあります)。

MDM/EMM関連の比較

「MaaS360」「Endpoint Central」「Intune」の違いは? MAMの主要ツールを比較

「MAM」(モバイルアプリケーション管理)ツールには複数の選択肢がある。各ベンダーのMAMツールには、どのような違いがあるのか。IBM、Zoho、MicrosoftのMAMツールの特徴を整理する。

(2022/7/1)

私物iPhone/iPad管理を楽にする「User Enrollment」とは?

Appleの「User Enrollment」(ユーザー登録)は、「iOS」「iPadOS」端末のBYODに役立つ可能性がある。企業データと個人データの明確な分離を実現するUser Enrollmentの主要機能は。

(2021/9/9)

Hexnode、Jamf、DigiDNA……iPhone、iPad管理ツールの“本命”はこれだ

Appleのモバイルデバイスの管理ツールには、「Apple Configurator」以外にも複数の選択肢がある。それぞれどのようなメリットがあるのか。IT担当者の負荷を減らし、効率の良い管理への道を開く最適解はどれなのか。

(2021/8/31)

Androidの「代替OS」「カスタムUI」選びで後悔しない4つの注意点

モバイルOSの主流である「Android」には、その代替OSやカスタムUIが多く存在する。企業がそれらの導入を考える場合には、注意すべき点が幾つかある。

(2020/4/2)

「Android Q」「iOS 13」に新しく追加されたBYOD向け管理機能とは?

BYODを実施するには、IT部門はエンドユーザーのプライバシーとエンドポイントセキュリティを慎重に考慮する必要がある。「Android Q」「iOS 13」で進化したIT部門向けの管理機能について、詳しく説明する。

(2019/8/26)

「iOS 13」のデバイス管理機能はどこが変わった? 私物iPhone対策や認証に期待

Appleのモバイルデバイスを利用している組織は、「iOS 13」で利用できるデバイス管理機能を確認しておこう。本稿はBYOD支援の「User Enrollment」やビジネス向けの「管理されたApple ID」などの主要機能を解説する。

(2019/8/24)

Androidの「ゼロタッチ登録」、多少の制限があっても使いたくなる魅力とは

ゼロタッチ登録を利用すれば、Androidデバイスのプロビジョニング作業を簡略化できる。多少の制約はあるものの、組織によってはこの方法で大きな恩恵を受けられるだろう。

(2019/6/28)

「Android Enterprise」があればアップデートや業務アプリ配信がもっと簡単に?

「Android Enterprise」のAPIを使うと、エンタープライズモビリティー管理(EMM)ツールを使ったきめ細かなAndroidデバイス管理が可能になる。何ができるのかを簡潔にまとめた。

(2019/4/11)

モバイル端末のバックアップは悩ましい 管理手法別に紹介

モバイルデバイス管理(MDM)の対象としているモバイル端末のバックアップを許可していいかどうかは、状況ごとに異なる。COBO、COPE、BYODのシナリオ別にIT担当者が検討すべき事項を解説する。

(2019/3/3)

いまさら聞けない モバイル向けファイル共有アプリで知っておきたい「3つの基礎」

企業向けファイル同期/共有アプリケーションをモバイルデバイスで利用する場合、自動同期機能の動作の違いやセキュリティリスクに注意が必要だ。

(2019/1/20)

「モバイルデバイス管理」(MDM)のOSS製品と商用製品の違いは?

スマートフォンやタブレットを管理する「モバイルデバイス管理」(MDM)製品の選定に当たって、見逃せないのがオープンソースソフトウェア(OSS)製品の存在だ。そのメリットと課題を整理する。

(2018/11/13)

「Android Enterprise Recommended」の最新情報 高耐久性スマートフォンが対象機種に

「Android Enterprise Recommended」は、ゼロタッチ登録やQRコードで大量のAndroid端末の導入とEMMのインストールを容易にする。対象機種の追加など、拡充も進められている。

(2018/11/8)

Office 365のスマホ、タブレット利用が増加 管理についても考えよう

エンタープライズモビリティー管理(EMM)との連携で、モバイルデバイス向けOffice 365アプリケーションは以前より管理しやすくなった。Office 365のセキュリティを効果的に強化する戦略とは。

(2018/8/28)

iPhoneやiPadを大量導入する? Apple純正サービス「DEP」はどう役立つか

企業などがiPhone、iPadを大量導入する際にネックとなるのがモバイルデバイス管理(MDM)サービスへの登録だ。この作業を自動化するAppleの「Device Enrollment Program(DEP)」とは?

(2018/8/16)

Apple、Google、Samsung、Microsoftが提供するモバイルデバイス自動登録機能の違い

モバイルデバイスの登録には課題が伴う。特に大企業では難しくなる。そこで、この登録プロセスを自動化し、IT部門が重要なタスクに専念できるようにするソフトウェアについて考えてみる。

(2018/7/10)

モバイル管理ではなく統合エンドポイント管理へ IT部門の仕事は変わる?

IT部門は、モバイル管理をエンドユーザーコンピューティング戦略に組み込みつつある。バイオメトリクス、AIといった技術の導入で、ID管理もこれまで以上に高度化できる。最近の調査が示す新時代のモバイル管理とは。

(2018/6/13)

モバイルデバイス管理(MDM)製品比較で役に立つ 確認すべき6つの質問

モバイルデバイス管理(MDM)は、企業セキュリティの重要な一端を担っている。モバイルのスペシャリストが、MDM製品を調査する際に問うべき重要な質問を紹介する。

(2018/3/19)

スマートフォンを管理する技術 MDM導入シナリオを3ステップで解説

モバイルデバイス管理(MDM)製品の事例から、MDM製品がユーザー、デバイス、企業データを保護する仕組みを確認しよう。3ステップの導入シナリオを紹介する。

(2018/3/7)

背筋が凍る「パケ死」を防げ 業務用スマホ管理に不可欠な「EMM」の基礎知識

業務用スマートフォンの料金プランを適切に管理していないと、海外出張で思わぬ高額請求に面食らうかもしれない。通信料金を管理するヒントと、適切なエンタープライズモバイル管理(EMM)の基礎知識をおさらいしよう。

(2018/3/2)

「モバイルデバイス管理」(MDM)とは何か――いまさら聞けない基礎を再確認

モバイルデバイスのセキュリティを確保する手段として導入されてきた「モバイルデバイス管理」(MDM)製品。企業におけるモバイルデバイスの役割が拡大する中、MDM製品に求められる要素も変わり始めている。

(2018/2/28)

MDM製品の仕組みと「EMM」「UEM」製品との関係

 MDM製品は、モバイルデバイスにインストールする制御ソフトウェア(MDMエージェント)と、オンプレミスのインフラまたはクラウドベンダーのデータセンターに配置する管理用サーバ(MDMサーバ)を使用する。IT管理者がMDMサーバの管理コンソールでポリシーを構成すると、無線接続経由でMDMサーバはMDMエージェントにそのポリシーを配信する。MDMエージェントは一般的に、モバイルデバイスのOSに直接組み込まれているAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を介して、ポリシーに基づいてモバイルデバイスを制御する。同様に、IT管理者はMDMサーバを介してモバイルデバイスにアプリケーションを展開することが可能だ。

 「EMM」(エンタープライズモビリティ管理)製品は、MDM機能を中核コンポーネントとして実装している。EMM製品はMDM製品の機能に加えて、「MAM」(モバイルアプリケーション管理)製品や「MCM」(モバイルコンテンツ管理)製品、ID・アクセス管理(IAM)製品などの機能を搭載する。EMM製品は企業で使用されるモバイルデバイスの機能とセキュリティの最適化を図りながら、企業ネットワークの保護を実現することを目的とする。

 現代のEMM製品はスマートフォンやタブレットだけでなく、Microsoftの「Windows 10」搭載PCやAppleの「Mac」、IoT(モノのインターネット)デバイスも管理できる。こうした幅広いデバイスを管理可能なEMM製品は「UEM」(統合エンドポイント管理)製品と呼ばれる。MDM製品やEMM製品に取って代わるデバイス管理手段として認識され始めたUEM製品は、企業が使用する全てのデバイスを単一のコンソールで管理することを目指している。