「Android Enterprise Recommended」は、ゼロタッチ登録やQRコードで大量のAndroid端末の導入とEMMのインストールを容易にする。対象機種の追加など、拡充も進められている。
「Android Enterprise Recommended」(AER)は、企業が従業員用にGoogleの「Android」搭載端末を大量に導入する際に役立つプログラムだ。利用を検討するIT担当者はまず、このプログラムの最新情報を確認しよう。
このプログラムは、企業が従業員に支給するAndroid端末の選定、導入、管理を支援する。Googleは確実なアップデートとセキュリティ確保を要件として、対象となる機種とエンタープライズモビリティー管理(EMM)ベンダーを検証している。対象EMMベンダーにはVMware、MobileIron、SOTIなど各社が含まれる。
AERを利用すると、わずかな作業で端末を設定できる「ゼロタッチ登録」やQRコードを使って、簡単に大量の端末を導入できる。企業は手作業で端末を設定する手間が省け、利用するEMM製品を選択でき、従業員はポリシーの設定やアプリケーションのインストールが済んだ状態で端末を受け取ることができる。EMM製品に不慣れな企業も、管理用ソフトウェアのインストールトラブルでベンダーに問い合わせる手間を軽減できる。
Googleは2018年、Androidデバイス管理用API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の「Device Administration API」を廃止すると発表した。このAPIには、暗号化された端末のパスワードを安全にリセットして出荷状態に戻すことができないなどの制約があった。
同社の戦略にはAppleのデバイス導入支援プログラム「Device Enrollment Program」(DEP)に対抗する狙いがあるとみられる。DEPは、企業が購入するApple製端末の登録と設定を自動化する。同社は最近、新たな管理プログラム「Apple Business Manager」にDEPを統合した。AERはゼロタッチ登録など、Apple Business Managerと類似する機能を提供する。
AERの対象端末は当初、オフィスワーク向け端末のOEM(相手先ブランドによる生産)製品ばかりだったが、2018年9月にはDatalogicやZebra Technologies、Honeywell Internationalなどが提供する特殊用途向け高耐久性端末も加わった。
高耐久性モバイル端末の利点には、多くの企業が関心を寄せている。Samsung Electronicsのスマートフォン用周辺機器「Samsung DeX」のような製品の登場で、スマートフォンをPCの代わりに使えるようになり、大きくて頑丈な高耐久性PCを代替できるようになった。現場で高耐久性モバイル端末を使う企業では、販売や在庫管理、通信に支障が出ないように信頼性の高い端末を必要としている。AERが対象とする高耐久性端末は、落下試験などのハードウェア基準の他、長期のセキュリティアップデートサポートなどの要件を満たす。
Huawei Technologiesの「MediaPad M5」8.4型と10.8型といったタブレット端末も、AERの対象機種だ。タブレットはデータ視覚化や在庫管理の分野で需要がある。
AERでは高耐久性端末もオフィスワーク向け端末も「Android 7.0」以上の搭載が必須となる。
対象端末リストにはSamsung製スマートフォンが含まれていない。これはSamsungが独自のセキュリティ製品/サービス群「Knox」を提供していることが関係しているのではないかと考えられる。
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