2017年04月28日 09時00分 UPDATE
特集/連載

孤立無援なIT担当者でもできる無線LAN導入ガイド【第1回】「802.11ac Wave2」がオフィスに導入するネットワークで最強の理由

個人ユーザーには当たり前の無線LANもオフィスでは意外と普及が進んでいない。しかし、モバイルコンピューティングの業務利用拡大で無線LANを導入しなければならないケースが増えてきた。さあ、どうする? どうやる?

[大原雄介,著]

今のうちにオフィスに無線LANを入れないと困ったことになる

 BYOD(私的端末の業務利用)が普及して久しい。最近では「社員が所有する機器の業務利用は“黙認”」という企業が相当数ある。IT予算を潤沢に使える企業なら社員向けにスマートフォンやタブレットを配布して「BYOD禁止」という対策を打ち出すケースもある。

 どちらにしても、業務におけるスマートフォンやタブレットの利用は確実に広がっている。またクライアントPCであっても、このところのモバイルノートPCは薄型ボディーを実現するために本体の有線LANを廃止して無線LANだけを搭載したモデルがほとんどだ。こういう状況になってくると「いやうちはまだ導入しない」と拒んできたIT担当者でも無線LAN環境のオフィス導入を検討せざるを得ないだろう。

 別なケースとして目立ち始めているのが、個人やスタートアップのような少人数のグループで小規模なオフィスを新規に立ち上げる場合のネットワークインフラの導入だ。有線LANを利用する場合、ケーブルなどネットワーク関連敷設工事の手間やコストが意外と高くつく。中には「別に敷設工事なしで床の上をLANケーブルがはい回っていてもいい」という考えを許容する人もいるかもしれない。だが乱雑なケーブル配置は「引っ掛けて抜けた」「引っ掛けて吹っ飛んだ」という事故を誘発するだけでなく、「ネットワークが安定しないと思ったらケーブルが傷んでいた」という意外と気が付きにくいトラブルも招く。

 通常なら、オフィス内にパーティションを設けて共用のワークスペースを用意する中でネットワーク工事を必ず行っておきたいが、費用も掛かる。通常はパーティションなどの工事と合算になるので単独での費用算出は難しいが数十万では収まらず数百万以上のコストになることが普通だ。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news018.gif

ソニーのスマートウォッチ「wena wrist」が当たる ITmedia マーケティング無料メルマガ購読キャンペーン
メールマガジン「ITmedia マーケティング通信」を新規にご購読いただいた方の中から抽選...

news016.jpg

「流行りものだからとりあえずInstagram」などと安直にメディアを選んでいませんか?
InstagramかYouTubeか、それともTwitter? 最終回となる今回は、インフルエンサーの効果...

news010.jpg

メルカリ、フィンテック、宅配便再配達問題…… EC時代の生活者インサイトはどうなってる?
利便性がもたらす社会のひずみについて考えさえられる今日このごろ。各種の調査データか...