「プライベートクラウド」丸分かり 比較、事例、解説記事を紹介

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、プライベートクラウドに関する事例、比較、解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

プライベートクラウドとは何か

 クラウドインフラの利用形態の一つとして、プライベートクラウドがある。プライベートクラウドでは、ユーザー企業はインフラの一部または全部を専有する。これに対してパブリッククラウドでは、複数のユーザー企業がリソースを共有する。(続きはページの末尾にあります)

プライベートクラウド関連の比較

いまさら聞けない「VPS」(仮想プライベートサーバ)とは 利点と注意点を整理

「VPS」と「VPC」は何が違うのか。まずは両者の簡単な違いを整理した上で、VPSの特徴や注意点を解説しよう。

(2021/3/12)

プライベートクラウドへの道のりは平たんではないのだよ

プライベートクラウドには数々のメリットがあるが、それを構築して管理するのは容易なことではない。あなたの会社は大丈夫だろうか。

(2016/2/10)

“ダメなプライベートクラウド”を生み出す8つの兆候

プライベートクラウドには多くのメリットがある。だが、プライベートクラウドの導入には潜在的なリスクが伴う。多くの企業がプライベートクラウドの導入で犯す8つの過ちを紹介する。

(2015/8/10)

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プライベートクラウド関連の事例

【事例】NTTデータがSIerの威信をかけて構築した先進クラウド基盤

NTTデータは2013年5月に足がけ4年に及ぶ長期プロジェクトを完了させ、社内システムを全面的にプライベートクラウド上に移行する。SIerらしく顧客に向けたソリューションモデルともなる効率的な基盤だ。

(2013/5/17)

ユーザー企業3社座談会 ITインフラはどこまで外に出せるか?

ユーザー企業の情報システム部門/情報システム子会社で働く読者を集めた座談会リポート。後編では、アウトソースの活用状況、パブリッククラウドへの意向について話を聞いた。

(2012/11/26)

ユーザー企業3社座談会 仮想化導入はどれくらい進んでいる?

ユーザー企業の情報システム部門/情報システム子会社で働く読者を集めた座談会リポート。前編では、クライアント/サーバの仮想化状況を中心に話を聞いた。

(2012/11/22)

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プライベートクラウド関連の製品解説

“VMwareの一部”をOmnissaが継承 見えてきた「UEM」「VDI」の未来とは

VMwareのEUC事業は新会社Omnissaに引き継がれる形となった。UEMやVDIの事業は、Omnissaの配下でどうなるのか。明確になった点と、Omnissaに残された課題がある。

(2024/9/2)

Omnissaで再始動 「VMware Horizon」の混乱しがちな“ライセンス問題”を整理

BroadcomはVMwareを買収してから、EUC事業を投資会社KKRに売却することにした。これに伴い、VDI製品「Horizon」のライセンス提供はどうなるのか。

(2024/8/28)

VMware買収のBroadcomから独立、新会社「Omnissa」の正体

VMwareがBroadcomに買収されてから、EUC事業に関して先行きが不透明な状況が続いていた。新会社設立が発表されたことにより、ようやく分かったことがある。

(2024/8/26)

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プライベートクラウド関連の技術解説

プライベートクラウドの無駄をなくす「賢いコスト最適化」の方法とは

プライベートクラウドではインフラを自社で専有できるため、パブリッククラウドに比べて自由にITリソースを使いやすい。プライベートクラウドのコストを最適化する方法を紹介する。

(2024/10/11)

パブリッククラウドではなく「プライベートクラウド」こそが“お得”になる条件

クラウドインフラのリソースを自組織で専有するプライベートクラウドは、構成や運用方を工夫することでコスト効率を改善することができる。プライベートクラウドの基本とコスト効率を改善する方法を紹介する。

(2024/10/4)

謎のインフラ「DCaaS」とは? クラウドを使わずに“従量課金”を実現

ベンダー各社はオンプレミスインフラをクラウドサービスのように利用するためのサービスを拡充させている。どのようなサービスがあるのか。

(2022/12/1)

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プライベートクラウド関連の運用&Tips

「プライベートクラウド」移行を経営陣に納得させるためにやるべきこと

プライベートクラウドへの移行を実行に移すためには、経営陣の承認を取り付ける必要がある。IT担当者は何をすればよいのか。

(2020/6/2)

プライベートクラウド構築で最初に手を付けるべき5つのステップ

プライベートクラウドを導入するITチームはまず、自社にとってクラウド戦略が正確に何を意味するかを定めてから進めなければならない。

(2019/3/8)

もはや当然 ITコストを下げる“6つの新常識”

今はITコストの削減に再度取り組むのにうってつけの時期だろう。本稿では、データセンターの管理者がITコストを削減できる6つの分野を紹介する。

(2015/7/15)

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プライベートクラウドとパブリッククラウド、それぞれの用途の違いとは

プライベートクラウドの仕組み

 プライベートクラウドは「シングルテナント」(ハードウェアとソフトウェアをユーザー企業が専有する方式)だ。他のユーザー企業とはリソースを共有しない。

 ユーザー企業は、自社に合ったリソース管理方法を選択できる。プライベートクラウドには、ユーザー企業のオンプレミスデータセンターを利用する「オンプレミス型プライベートクラウド」もあれば、ベンダーが提供するインフラを利用する「ホスティング型プライベートクラウド」もある。

プライベートクラウドとパブリッククラウドの違い

 パブリッククラウドでは、一般的にはAmazon Web Services(AWS)やMicrosoftといったクラウドベンダーがリソースを所有し、保守する。ユーザー企業はインターネットを介してそのリソースを利用する。パブリッククラウドの複数のユーザー企業は、ベンダーのリソースを共有する。この方式は「マルチテナント」と呼ぶ。

 ホスティング型プライベートクラウドやパブリッククラウドは、リソースを従量課金制で提供する。ユーザー企業は使用したリソースに対してのみ料金を支払えばよいため、インフラコストを削減できる可能性がある。加えてベンダーがインフラ管理の一部を担うため、オンプレミス型プライベートクラウドと比較して、インフラ構築の負担を抑えることが可能だ。

 ユーザー企業はパブリッククラウドが自社のニーズに適さないと見なす場合に、プライベートクラウドを採用できる。例えばパブリッククラウドでは自社が必要とするサービスの可用性(稼働時間)が満たせないことがある。パブリッククラウドを利用するとセキュリティや規制に関する懸念が生じるワークロード(アプリケーション)の場合、インフラにプライベートクラウドを利用することが選択肢となる。プライベートクラウドであれば、クラウドのメリットを得ながら、ユーザー企業自身がインフラを専有して管理できる。