2019年03月08日 09時00分 公開
特集/連載

プライベートクラウド構築で最初に手を付けるべき5つのステップ企業全体で進めよう

プライベートクラウドを導入するITチームはまず、自社にとってクラウド戦略が正確に何を意味するかを定めてから進めなければならない。

[Bob Plankers,ITmedia]

 プライベートクラウドの導入は簡単なことではない。企業は、最初に自社の目標と期待を綿密に計画し、クラウドコンピューティングに対する自社の要件を定義してからそのモデルを構築しなければならない。こうしたプロセスには、IT部門だけでなく、企業全体が役割を果たす必要がある。

 本稿では、プライベートクラウドを構想し、自社内にそれを構築して、そのインフラを将来も維持するために採用する必要のある最初の5つのステップを紹介する。

1. クラウドに求めることを決める

 クラウドコンピューティングという言葉は人によってやや解釈が異なる。プライベートクラウドの構築に着手する前に、クラウドコンピューティングに対する自社の目標を現実的に把握する必要がある。

 多くの企業は、データセンター統合やコスト削減など、仮想化による目標を実現した後、物理ハードウェアとの対比でプライベートクラウドインフラを目指す。また、自社のITプロセスの一環として標準化や自動化を利用し、仮想化を次のレベルへと進めようと考える企業もある。

 だが、組織的な変更に取り組み、困難な「人的問題」に対処する準備が整っている企業はほとんどない。人的問題とは、従来のIT部門が抱えるサイロ化、サービスの重複、セキュリティ、管理などを指す。通常、こうした問題は技術的なものではない。どちらかといえば、組織の境界や長期戦略の領域に関係する。

 また、クラウドという言葉についても幾つか考え方の違いが続いている。共通するのは、プライベートクラウドが完全に仮想化に基づいていることだ。ただ、通常、仮想化がプライベートクラウド導入に大きな役割を果たすとしても、プライベートクラウドには重複する多くのサービスを置き換える共有インフラの意味もある。

 プライベートクラウドを構築する土台となる技術基盤に取り組む前に、自社の目標を技術面からも、組織的な面からも慎重に定義する。

2. 構築の過程に現実的な想定をする

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