プライベートクラウドブームが再燃? 導入を後押しするハイパーコンバージドプライベートクラウド構築で重要な特性は(1/2 ページ)

企業がプライベートクラウドから得られるメリットを十分に活用するには、インフラの選定と統合が必要不可欠だ。

2017年01月31日 15時00分 公開
[Jeff Kato, Jeff ByrneTechTarget]
ユーザー企業がプライベートクラウドで重視すること

 クラウドの利用を検討している企業は、可用性、セキュリティ、パフォーマンスの面から、ビジネスクリティカルなアプリケーションやデータをパブリッククラウドへ展開したがらないことが多い。またITマネジャーの大半はプライベートクラウドの方が安心できる選択肢だと考えている。その理由は、ITインフラの確認と管理がしやすく、重要な資産を社内に保管できるからだ。

 だが多くの場合、プロバイダーが約束するようにプライベートクラウドでビジネスの敏しょう性が高まるかどうかは疑わしいとアプリケーションの所有者は考えている。また、十分な機能を備えた高価なプライベートクラウドを導入する場合に、ROI(投資対効果)が得られるかどうかやROIを得るまでの期間についても慎重になっている。同時に、ほとんどの企業は、エンジニアのリソース不足や付随するリスクが理由で、独自のプライベートクラウドを構築する意欲や能力を持ち合わせていない。その結果、企業はプロバイダーに頼らざるを得なくなる。だが残念ながら、これまでほとんどのプロバイダーは、十分な機能を備えたプライベートクラウドを展開するために必要な要素や機能を全て提供できているわけではなかった。

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...