クラウドインフラの利用形態の一つとして、プライベートクラウドがある。プライベートクラウドでは、ユーザー企業はインフラの一部または全部を専有する。これに対してパブリッククラウドでは、複数のユーザー企業がリソースを共有する。(続きはページの末尾にあります)
「VPS」と「VPC」は何が違うのか。まずは両者の簡単な違いを整理した上で、VPSの特徴や注意点を解説しよう。
プライベートクラウドには数々のメリットがあるが、それを構築して管理するのは容易なことではない。あなたの会社は大丈夫だろうか。
プライベートクラウドには多くのメリットがある。だが、プライベートクラウドの導入には潜在的なリスクが伴う。多くの企業がプライベートクラウドの導入で犯す8つの過ちを紹介する。
自動車業界は大競争時代に突中し、それを支えるITもまた変革を求められている。ホストからいち早くオープン化に踏み切ったデンソーのIT子会社が、プライベートクラウドの取り組みを語った。
アプリケーションという企業活動を支える重要なパーツは今、大きな変革のときにある。その変化をドライブする役割を果たすPaaSの現状についてガートナーの飯島氏に聞いた。
OpenStackを活用しているユーザー事例を3つのパターンで紹介する。先行ユーザーはOpenStackのどこに魅力を感じ、採用に至ったのだろうか。考察を交え解説したい。
多くの企業が、「プライベートクラウド」を理解しておらず、正しく導入できていない。プライベートクラウドを導入するなら、本稿で紹介する10の事実を理解しておく必要がある。
あらゆる場面で、人間の介在なしに、ユーザーの要求に応じてワークロードが実行されることが求められている。こうしたワークロード自動化の要件と検討事項を解説する。
プライベートクラウドを早急に導入しようとした場合、解決される問題よりもさらに多くの問題が生じかねない。プライベートクラウドを設計する際に陥りがちなよくある3つの間違いについて述べる。
米TechTargetが2013年秋に実施した調査によると、企業がパブリッククラウドを導入する目的のトップが「コスト削減」から「ビジネスニーズ」に変化しているという。
サーバ仮想化をした米アパレル会社は、どのようにしてプライベートクラウド化へ移行したのか。廃止した製品、新たに導入した製品を考察する。
パブリッククラウドの登場により、コスト、スピードを社外のサービスと比較されている情報システム部門。今後どうすれば存在意義を発揮できるのか? 3つの着眼点を紹介する。
物理リソースを抽象化してソフトウェアで機能を定義するアプローチが注目されている。中でも、データセンターインフラ向けのアプローチは、クラウドプロバイダーの作業負荷やユーザーのコスト削減などに有効だ。
TechTargetジャパンは2013年3月にクラウドコンピューティング全般に関する読者調査リポートを実施した。本稿では調査結果の一部として、プライベートクラウドの導入状況をリポートする。
情報システム部門の社内プレゼンス向上に役立つ情報をお届けする「TechTargetジャパン プレミアム」。今回はプライベートクラウドの意義と合理性を再検証した第3弾、『プライベートクラウドが必要な本当の理由』を紹介する。
パブリッククラウドプロバイダーとユーザー企業ではITのアーキテクチャの在り方が大きく異なる。アプリケーションレイヤーではどのような違いが見られるのか。米Gartnerの調査担当者が語る。
米TechTargetが約1500人のITプロに対して実施した、クラウド導入に関する調査結果リポート。企業規模やクラウド利用モデルごとに、クラウドへの興味・懸念を探る。
クラウド基盤ソフトウェアの中でも知名度の高いEucalyptus、CloudStack、OpenStackの3つを、それぞれ最小構成で構築し、仮想マシンの性能を比較した。測定項目によって値に違いが見られる興味深い結果となった。
プライベートクラウドに不可欠なクラウド管理ソフトウェア。だが多くのIT部門にとって、OSSはよくてもスクラッチ開発はハードルが高い。OSSでありながらサポートが受けられる低コストな製品が望まれる。
仮想化によってITシステムを統合することと、プライベートクラウドを展開することは違う。両者の違いを整理しながら、プライベートクラウドへの移行ステップを解説。プライベートクラウドの本質的な価値に迫る。
プライベートクラウドは「シングルテナント」(ハードウェアとソフトウェアをユーザー企業が専有する方式)だ。他のユーザー企業とはリソースを共有しない。
ユーザー企業は、自社に合ったリソース管理方法を選択できる。プライベートクラウドには、ユーザー企業のオンプレミスデータセンターを利用する「オンプレミス型プライベートクラウド」もあれば、ベンダーが提供するインフラを利用する「ホスティング型プライベートクラウド」もある。
パブリッククラウドでは、一般的にはAmazon Web Services(AWS)やMicrosoftといったクラウドベンダーがリソースを所有し、保守する。ユーザー企業はインターネットを介してそのリソースを利用する。パブリッククラウドの複数のユーザー企業は、ベンダーのリソースを共有する。この方式は「マルチテナント」と呼ぶ。
ホスティング型プライベートクラウドやパブリッククラウドは、リソースを従量課金制で提供する。ユーザー企業は使用したリソースに対してのみ料金を支払えばよいため、インフラコストを削減できる可能性がある。加えてベンダーがインフラ管理の一部を担うため、オンプレミス型プライベートクラウドと比較して、インフラ構築の負担を抑えることが可能だ。
ユーザー企業はパブリッククラウドが自社のニーズに適さないと見なす場合に、プライベートクラウドを採用できる。例えばパブリッククラウドでは自社が必要とするサービスの可用性(稼働時間)が満たせないことがある。パブリッククラウドを利用するとセキュリティや規制に関する懸念が生じるワークロード(アプリケーション)の場合、インフラにプライベートクラウドを利用することが選択肢となる。プライベートクラウドであれば、クラウドのメリットを得ながら、ユーザー企業自身がインフラを専有して管理できる。