プライベートクラウドに不可欠なクラウド管理ソフトウェア。だが多くのIT部門にとって、OSSはよくてもスクラッチ開発はハードルが高い。OSSでありながらサポートが受けられる低コストな製品が望まれる。
前回の記事「単なる“全社仮想化”とは違うプライベートクラウドの本質的価値」では、仮想化によってシステムを統合することと、プライベートクラウドを構築することの違いを整理した。
その上で、
(1)全社共通のIT基盤にするための2つの標準化
(2)ITサービスを迅速に提供する2つの自動化
(3)ITサービスの利用量に応じたチャージバック
の3つの要素を加えることで、「なんちゃってクラウド」から脱却し、本当の意味でのプライベートクラウドの恩恵を享受できると解説した。結果的にIT部門は、プライベートクラウドを社内展開することで、ヒーローになれると結論付けた。
今回は、具体的にプライベートクラウドを実装していく上で鍵を握る「クラウド管理ソフトウェア(CMS:Cloud Management Software)」に焦点を当て解説してみたい。
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