Express5800/ftサーバ初となる、Red Hat Enterprise Linux 4サポートモデル
NECは7月9日、フォールト・トレラントサーバ(無停止型サーバ)「Express5800/ftサーバ」のラインアップに、インテルの最新CPUである「クアッドコア インテル Xeonプロセッサ」を搭載した2Wayサーバ「Express5800/320Fc-MR」を加え、同日より販売活動を開始したと発表した。本製品は、NECとストラタステクノロジーが締結した協業契約の成果として発売され、日本を始め、北米、アジア、パシフィックなどで順次提供を開始し、グローバルに事業を展開していくとしている。
Express5800/320Fc-MRは、同社が開発したサーバ二重化制御用LSI「GeminiEngine(ジェミニ・エンジン)」を強化し、クアッドコア インテル Xeonプロセッサを最大2個搭載可能(二重化するため装置全体では最大4個実装)。また、Express5800/ftサーバとしては、初めて「Red Hat Enterprise Linux 4」をサポート。多種多様なオープンソースソフトウェアを利用したシステムの構築が可能になるという。
フォールト・トレラントサーバは、CPU、メモリ、入出力装置、ハードディスクドライブ、電源、ファンなど、サーバを構成する主要な部品を二重化しているため、万一のハードウェア障害の場合にも障害ユニットを自動的に切り離して継続処理ができるほか、切り離されたユニットについてもシステムを停止することなく交換が可能。同社は、本製品を中堅企業における基幹系業務サーバや24時間運用のデータセンタ向け管理サーバ、Webサービス向けサーバなどに有効な製品と位置付けている。
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