2008年02月22日 05時00分 公開
特集/連載

【Q&A】サーバ仮想化はスタッフ数やコストの削減につながるか?Ask The Expert

仮想マシンを管理するには、やはりスタッフが必要だ。このため、サーバ管理に必要なスキルは変わってくるが、実際の作業量が減るとは限らない。

[Scott Feuless,TechTarget]

質問:仮想化は人員配備にどのように影響しますか。

 よくある誤解として、サーバ仮想化がスタッフ数やコストの削減につながるというものがある。仮想化によって論理サーバの数が減るわけではなく、その位置と性質が変わるにすぎない。仮想マシンインスタンスを関連するアプリケーションやデータベースとともに管理するには、やはりスタッフが必要だ。このため、サーバ管理に必要なスキルは変わってくるが、実際の作業量が減るとは限らない。

 現在、市場で提供されている仮想化ソリューションは比較的新しく、急速に進化している。この技術は新しいため、管理ツールのスキルや経験を持つ人材はもともと確保しにくい。技術の成熟とともに管理プロセスでは仮想マシンの新規作成のほか、サーバパフォーマンスの測定と管理、さらにはチャージバックなども行われるようになるだろう。また、ウィンテル環境の管理者にとってあまりなじみのないキャパシティプランニングも必要になり、利用率および効率の最大化とリスクのバランスを取らなければならない。仮想環境内のキャパシティの計画と監視のための新しいツールが入手できるようになってきているが、これらのツールを効果的に活用するためのスキルとプロセスも必要だ。こうした中で問題となるのが、運用管理上のこれらの大きな変化に対応した人員配備だ。スタッフを再教育すべきか。あるいは、経験者を採用して新しいスキルを導入すべきなのか。

 困ったことに必要とされるスキルを持つ人材は不足しており、コストが高い。ほとんどの企業ではスタッフに研修を受けさせるのがベストな選択だろう。だが、その場合も固有のリスクがある。まだ市場が成熟しておらず、ベストプラクティスが確立していないからだ。運用管理のベストプラクティスは、企業が仮想化を導入して利用ノウハウを学んでいくにつれて、より整備されていくだろう。つまり、現在利用できる研修によって会社のITチームは技術に精通するかもしれないが、それでも管理プロセスの不備が残る可能性はあるということだ。仮想化の投資対効果検討書を作成するに当たっては、研修コストと関連リスクを必ず考慮しなければならない。

関連ホワイトペーパー

仮想化 | サーバ | Windows Server 2008 | VMware


ITmedia マーケティング新着記事

news176.jpg

Teslaが成長率1位、LVMHグループ5ブランドがランクイン 「Best Global Brands 2021」
毎年恒例の世界のブランド価値評価ランキング。首位のAppleから10位のDisneyまでは前年と...

news056.jpg

「巣ごもり消費」で選ばれるブランドになる「シャンパンタワー型コミュニケーション戦略」のすすめ
「巣ごもり消費」はPRをどう変えたのか。コロナ禍における需要喚起に有効なB2C向けの統合...

テレビ放送と人流の相関を示すデータサービス クロスロケーションズが提供開始
テレビ番組やテレビCMをテキスト化・データベース化した「TVメタデータ」とGPSをベースと...