中堅・中小企業のIT責任者が望んでいるのは、セキュリティ予算の増額よりも従業員教育だ。だが、どれほど教育してもばかなことをする人はいるものだ。
あらゆるセキュリティ技術を欲しいだけ導入したとする。しかしその会社のセキュリティレベルは、最も愚かなエンドユーザーの水準止まりだ。
セキュリティベンダーGFI Softwareが委託実施した調査で、中堅・中小企業(SMB)のCIOが望んでいるのはセキュリティ予算の増額ではなく、従業員教育であることが分かった。
GFIの調査は米国のSMBのIT責任者455人を対象に、会社のセキュリティレベル向上の助けになるのは何かを尋ねた。その結果、予算増額を挙げたのは12%のみ。48%が従業員のセキュリティ意識向上を挙げ、経営幹部のセキュリティ意識向上が重要だとの回答も25%に上った。
従業員がセキュリティ不安の要因になっているのは明らかだ。96%がウイルス対策技術を、93%がファイアウォールを導入しているにもかかわらず、自分の会社のネットワークがセキュアだとは思えないとの回答は42%だった。
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