リカバリが行われる際、非技術的な要素のせいで難航してしまう場合が極めて多い。幾つかの具体的なケースを挙げながら、DR計画の注意点を紹介しよう。
企業がディザスタリカバリ(DR)や関連するテストに、より注意を払うようになっているのは好ましいことだ。DR計画を最新に保つだけでなく、DR計画のテストも繰り返し実施する傾向が強まってきている。
データセンターのDR計画は、総合的なビジネス継続計画(BCP)の一環として、災害にかかわる技術的および非技術的な側面を踏まえ、それらに対応できるものにしなければならない。だが、実際にリカバリが行われる際には、非技術的な要素のせいで難航してしまう場合が極めて多い。以下では、幾つかの具体的なケースを挙げながら、DR計画の注意点を紹介しよう。
わたしの顧客のほとんどにとって、電子メールはますます「ミッションクリティカルな」アプリケーションとなっている。電子メール機能が1時間ダウンしただけでも、ヘルプデスクに電話が殺到する。災害が発生すると、あなたが設定しているリカバリポイント目標(RPO)とリカバリタイム目標(RTO)に応じて、電子メールは一定時間ダウンすることになる。だが、電子メールが迅速に復旧しなかった場合も想定して、対策を立てなければならない。企業の電子メールシステムやアドレス帳、過去の電子メールへのアクセスに問題が生じる可能性が考えられる。災害発生後に電子メールがすぐに利用できない場合に備えて、リカバリチーム全員が代替の電子メール(Gmail、Yahoo! Mail、Hotmailなど)を利用できるようにしておくとよいだろう。
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ランサムウェアが猛威を振るう中、バックアップの重要性に注目が集まっている。迅速な復旧を目指す場合、バックアップとHAクラスタリングの併用が求められるが、問題は両者の相性だ。ここでは「Arcserve Backup」との相性を検証した。
仮想マシンは長年ITインフラの中核を担ってきたが、クラウド時代を迎えてコンテナ技術が台頭し、これに取って代わろうとしている。この過渡期において、仮想マシンとコンテナが混在する環境の運用を合理化するための方法を探る。
デジタルファーストの世界が到来し、技術的なニーズが高まる一方、ITサービスとIT運用がサイロ化し、イノベーションの妨げになっているケースは少なくない。この問題を解消するための「3つのアプローチ」とは?
世界的な混乱によりビジネス環境が厳しさを増す中、企業が生き残るにはレジリエンスと事前対応力が重要になる。ITサービスと運用においても見直しが求められ、生成AIや自動化による組織運営の効率化が必要とされている。
近年、SaaS利用が加速する中、「誰がどのサービスを使っているのか不明」「退職者のアカウントが残っている」といった管理上の問題が顕在化している。そこで本資料では、SaaSのアカウント管理を効率的に行う方法を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
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今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
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