ネットアップとネットワールド、仮想化ストレージ市場の拡大目指し販売提携NEWS

ネットアップとネットワールドが販売提携を発表。ネットワールドが仮想化ソリューションの一環としてネットアップのストレージ製品を提供することで、国内仮想化市場のさらなる拡大を図る。

2008年11月19日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ネットアップとネットワールドは11月18日、両社による販売提携を発表した。ネットワールドは今後、ストレージ製品「FASシリーズ」を中心にネットアップ製品の拡販およびサポート提供を行う。

 ネットワールドは、VMware製品を中心とした仮想化ソリューションの販売と構築に実績を持つ。仮想化技術のメリットを最大限に生かすためには、サーバの仮想化だけではなく、ストレージの効率性と柔軟性も求められる。同社は、ネットアップのFAS シリーズをソリューションに加えることでこの点をカバーし、仮想化ソリューションのさらなる充実を目指す。

 FASシリーズは、ストレージ容量とパフォーマンス要件がそれぞれ異なる「FAS6000シリーズ」「FAS3100シリーズ」「FAS3000シリーズ」「FAS2000シリーズ」で構成される。ネットアップ独自の技術に基づく重複排除機能や、仮想ストレージ容量を柔軟に拡大・縮小させる機能など、サーバ仮想化技術の効果を高める機能を持つ。ネットアップは今回の販売提携により、ネットワールドが持つ仮想化環境構築のノウハウと国内販売チャンネルを生かし、仮想化市場を中心に「FASシリーズ」のさらなる市場拡大を図る。

 ネットワールドは今回の販売提携に当たり、ネットアップがワールドワイドで展開するパートナー支援プログラム「VIPプログラム」のディストリビューター契約を国内で初めて締結。2年後にネットアップ製品の売り上げ30億円を目指すとしている。

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