シマンテックはDLP(情報漏えい防止)ソリューションの新製品を発表した。操作画面が日本語対応したほか、マイクロソフトやオラクル製ERMと連携が可能になる。
シマンテックは2月8日、DLP(情報漏えい防止)ソリューションの新製品「Symantec Data Loss Prevention 10」(以下、DLP 10)を発表、同日より販売を開始した。
DLPは、エンドポイント、ストレージ、ネットワークという3つの観点で、企業内に存在する機密情報の所在や流出を検出/監視/保護するソリューション。DLP 10では、これまで英語表記のみだった操作画面が日本語/中国語/フランス語対応したほか、コンテンツ検出/保護機能の部分では、ブラジル/ポルトガル/チェコなど新規に7言語をサポート。言語対応はランゲージパックとして提供され、必要な言語が導入できる。
国内向けとしては、個人情報(姓名、クレジットカード番号など)や法規制(日本版SOX法、個人情報保護法)関連など、日本特有のセキュリティポリシーが追加された。テンプレート化して提供されるため、カスタマイズ利用が可能だという。
そのほか、独自開発したアプリのファイルなどメジャーでない拡張子をユーザー側で検索対象に追加できるツールや、ポリシーに基づく重要データを暗号化/ERM(Enterprise Risk Management)製品と連携させて保護する新機能が搭載された。ERMは、同社製品のほかマイクロソフト、オラクル、PGP、GigaTrust、LIQUID MACHINESの製品に対応する。
なお同社では、情報そのものに価値を置く「インフラの保護から情報の保護」を推進しており、DLPは提供するセキュリティ製品「Symantec Protection Suites」「Symantec Control Compliance Suite」「Altiris Management Suite」とともに情報保護の包括的ソリューションとして提供していくとした。
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