グループ全体での意思決定早期化の実現に向け、グループ内の66病院および200の医療施設で利用する会計システムにERPパッケージを採用した。
住商情報システム(以下、SCS)は3月18日、一般社団法人徳洲会グループにおける共通会計システムとして「ProActive E2」が採用されたことを発表した。2011年4月の本番稼働に向け、徳洲会グループ内の66病院および200の医療施設への導入作業が既に開始されている。
徳洲会グループでは、現状の会計システムにおいて「複数のシステムを混在利用しており、システム保守作業の負荷が増大していた」「会計データを各法人が分散管理しているため、本部への集約に時間を要する」「法人ごとに科目の管理体系が異なるため、経営指標データの集計作業が煩雑」などの課題を抱えていた。
こうした課題を踏まえ、会計システムの管理・運用を本部に集約できる「グループ共通会計システム」が必要であると判断し、Web環境で利用できるERPパッケージを中心に比較検討を実施した。その結果、次期システムとしてProActive E2の採用を決定した。
ProActive E2は、会計、販売・購買在庫管理、資産管理、人事・給与などの13の業務システムで構成されるERP。ビジネスプロセスの統合や一元管理されたデータを基にした意思決定を実現するためのシステム基盤として、連結決算の早期化や連結経営のスピード化を支援する。
徳洲会グループでは「新システムが稼働することで、データの一元管理とリアルタイムのデータ収集が可能となるため、常に最新の情報に基づき、精度の高い意思決定が可能な財務基盤が確立される」としている。
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