コンテック、非接触式ICカードに対応した小型情報キオスク端末を発売NEWS

非接触式ICカードに対応し、PC並みの拡張性と柔軟性を持つ小型の情報キオスク端末「FKT-H24XT」を4月1日に発売する。

2010年03月23日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 PC関連の総合メーカーであるコンテックは3月19日、小型の情報キオスク端末「FKT-H24XT」を発表した。4月1日より販売予定。

 FKT-H24XTは、非接触式ICカードに対応し、工業用レベルの信頼性を確保したPCベースの卓上設置型情報キオスク端末。人感センサーを標準装備し、画面サイズ15型(XGA)のタッチパネル液晶ディスプレーを搭載。CPUには「Intel Celeron M プロセッサ 1.0GHz」、OSには「Windows XP Embedded」を採用し、工業用レベルの信頼性を実現した。レジつり銭機との併用設置を想定し、筐体サイズを幅370ミリ×奥行き390ミリとした。1000BASE-T、USB2.0ポート、RS-232Cポートといった拡張インタフェースを搭載しており、PC並みの拡張性を確保していることも特徴。

 機能オプションとして、自立スタンドのほか、開発ツール(SDK)を含めて非接触ICカードリーダー、サーマルプリンタ、UPS(無停電電源装置)などを用意。パッケージソフトウェアとしては、FeliCaを利用した予約受付/出退勤/PC-POS用途向けを順次用意する予定だ。

画像画像 左側はFKT-H24XTの筐体。真ん中は「3インチ幅 サーマルプリンタユニット」。整理券、明細書、チケット/クーポン券が発行できる。右側は「自立スタンド」でFKT-H24XTを自立させた形態

 コンテックによると、電子マネーの需要拡大から、FeliCa対応の携帯電話やICカードなど非接触ICチップを搭載したデバイスの所持率が高まっているという。こうした(非接触ICチップを搭載した)デバイスは、決済だけでなく、勤怠管理やセキュリティ、病院の受け付けなど本人認証の媒体としても着目されており、同社はFKT-H24XTでこうしたニーズに対応する。

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