ISIDは、金融機関向けソリューション「ダイレクトマーケティングセンター」が広島銀行で全面稼働したことを発表。顧客接点と営業所支援を強化する。
電通国際情報サービス(以下、ISID)は7月2日、ISIDが構築する広島銀行の「ダイレクトマーケティングセンターシステム」が2010年5月に全面稼働したことを発表した。
広島銀行は、2009年4月よりスタートした、3年間の中期計画の一環としてダイレクトマーケティングの更改を決定。ISIDが開発・提供し、広島銀行のシステム共同化のパートナーである福岡銀行、熊本ファミリー銀行、親和銀行でも稼働中の「BANK・Rコンタクトセンター」を採用することで顧客接点強化を目指す。
「BANK・Rコンタクトセンター」は、地域金融機関向け総合ソリューション「BANK・R」の主力モジュールの1つ。Ajaxの採用により画面遷移を必要最小限に抑え、操作性を向上させた。
アウトバウンド業務においては、PDCAサイクルのための機能群を集約的に提供することで、キャンペーン対象先の抽出(Plan)、アウトバウンドコール(Do)、実績の集計(Check)、キャンペーン効果分析によるアウトバウンド業務の継続的なサービス向上が図れる点が特徴。またインバウンド業務については、効率的実務を可能とする機能群を搭載する。コンタクトセンターの責任者がその時々の商品ラインアップに応じてインバウンド画面を設定できるので、オペレーターは常に最適な商品を顧客へ紹介することができ、効率的なインバウンド業務が実現するという。
金商法に必要な応対業務に関しては、顧客の経験・知識・資産規模の情報を基に、顧客に合ったリスク性金融商品を選定する機能がパッケージに搭載される。
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