既存のシステム環境で即時利用可能なメール誤送信防止ツール「Popular MailChecker」誤送信対策製品紹介:ポピュラーソフト編

ポピュラーソフトの「Popular MailChecker」はクライアント型のメール誤送信防止ツール。メールサーバ、メールソフトに依存せず、PCにインストール後すぐに利用開始できる。

2010年09月13日 08時00分 公開
[上口翔子,TechTargetジャパン]

 ポピュラーソフトの「Popular MailChecker」は、クライアントPC上で動作するメール誤送信防止ツール。導入に合わせてハードウェアやネットワークを新設する必要がなく、インストール後に設定変更を行うことなく利用できる点が特徴だ。対応するメールソフトはWebメールを除く“SMTPベースのメールソフトすべて”とし、MAPI接続もサポートされている。

 主な機能は、送信前の注意喚起と添付ファイルの自動圧縮およびパスワードの付与。送信ボタンを押した直後に「件名」「あて先(To、Cc、Bcc)」「添付ファイル」の確認を促す専用画面が表示され、すべての項目にチェックを入れるまでメールが送信されない(保留される)仕組みだ。画面内には、事前に設定したポリシーに応じた警告文面なども表示される。

画像 「Popular MailChecker」の確認画面。あて先項目では、外部ドメインを赤、自動挿入されたBccを紫で表示させるなどして確認精度を高めている。添付ファイルは、画面上でプレビュー表示が可能

 添付ファイルの圧縮形式は、パスワード付きZIP。事前に暗号化する条件(ドメイン単位でパスワード)を設定しておくことで、該当のあて先に送信する場合の添付ファイルは送信者が特別な操作をしなくてもすべてが自動的にパスワード付圧縮ファイルに変換して送信される。添付ファイルが複数ある場合には、1つの圧縮ファイルが作成され、その中にパスワード付きで個々のファイルが収められる(ファイル名は任意で変更可能)。

 そのほかポリシーに応じて表示される警告としては、「To、Ccの外部ドメイン数が許容量を超えた場合」「メール本文に事前に設定したNGワードが含まれている場合」など、企業ごとに自由に設定できる。

 こうした設定は、下図のオプション画面上で管理者が事前にインストーラーに組み込むことができる。

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