個人用仮想デスクトップをユーザーに割り当てる方法Windows Server 2008 R2でのVDI

Windows Server 2008 R2で仮想デスクトップインフラを展開する方法の1つ、個人用仮想デスクトップの割り当て方を説明する。

2010年11月10日 08時00分 公開
[Brien M. Posey,TechTarget]

 Windows Server 2008 R2で仮想デスクトップインフラ(VDI)を展開する場合、考えるべき選択肢は2つある。仮想デスクトッププールと個人用仮想デスクトップだ。

 この2つの技術は、アーキテクチャ的に非常に似ている。どちらもリモートデスクトップサービスをベースにしているからだ。仮想デスクトッププールでは、ユーザーは、利用可能な仮想マシン(VM)のプールからランダムに割り当てられたVMに接続する。ユーザーがログアウトすると、VMに加えられた変更はすべてロールバックされ、マシンは次のユーザーのために初期状態に戻る。

 これに対し、個人用仮想デスクトップは、ユーザーごとに専用に割り当てられる。このため、Windowsはロールバックプロセスをスキップし、ユーザーが行った変更を保持する。

 個人用仮想デスクトップをユーザーに割り当てるのは比較的簡単だが、あらかじめリモートデスクトップインフラを用意しておく必要がある。以下では、リモートデスクトップ(RD)セッションホスト、RD接続ブローカー、RD Webアクセスサーバ、RD仮想化ホストサーバが用意されており、ユーザーに割り当てる仮想デスクトップが作成済みであるという前提で、個人用仮想デスクトップをユーザーに割り当てる手順を説明する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news128.png

2024年に視聴者が検索したテレビCM 2位は中国のあのEVメーカー、1位は?
2024年にテレビCMを通して視聴者が気になりWeb検索したものは何だったのか。ノバセルが発...

news078.jpg

Googleの広告収益成長が鈍化、中国のアレが原因?
YouTubeなどのプラットフォームの成長率は、米国の選挙関連支出の急増にもかかわらず低迷...

news174.jpg

OutbrainがTeads買収を完了、新生Teadsとして広告プラットフォームを統合へ
新会社はブランド広告とパフォーマンス広告の両方を最適化し、広告主により良い成果を提...