NECとフィリップスが、がん診断における病理画像診断支援システムを共同開発し、米国や欧州、アジア地域などでのトライアルを開始した。
NECとオランダのRoyal Philips Electronics(以下、フィリップス)は4月26日、がん診断におけるデジタル病理画像診断支援システム分野での協業を発表した。
今回の協業では、NECの病理画像診断システム「e-Pathologist」とフィリップスのデジタルスキャナー病理画像管理システムを組み合わせる。これにより、病理医が行っている病理組織スライドの目視試験による定性的情報に、デジタル技術を使った定量分析を加えることが可能になる。NECによると、病理診断ワークフローの迅速化やシステムチェックによる診断品質の向上、病理診断の均一化、治療方法選択の精度向上などに貢献するという。
今後、NECとフィリップスは欧米、アジアなどの病院や検査機関におけるトライアルを実施する。また、米国政府のFDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)基準に則る承認 を経て、米国での販売を開始する予定。システムの提供はフィリップスの販売・流通チャネルを活用する。
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