メディカルアイとケイ・オプティコムが、岩手、宮城、福島の3県の医療機関や自治体を対象に、インターネット経由で電子カルテ機能を利用可能なサービスを3カ月間無償で提供する。
メディカルアイとケイ・オプティコムは5月30日、被災地の医療支援を目的として、電子カルテ機能を利用できる医療クラウドサービスを無償提供すると発表した。無床クリニック用カルテを利用可能な岩手、宮城、福島の3県の医療機関と地方自治体が対象となる。申し込み期間は6月1日から11月30日までで、初期費用と申し込みの翌月から3カ月間の月額利用料金が掛からない。最短で申し込みの翌日から利用可能だ。
このサービスでは、ケイ・オプティコムのSaaS(Software as a Service)基盤「医療クラウド」上で、メディカルアイのクラウド型電子カルテ「医歩 ippo」の入力内容を簡素化した機能を利用できる。インターネットを利用可能な環境があれば、サーバの設置や工事などを必要としない。
ケイ・オプティコムによると、本サービスの利用を通じて被災地の臨時診療所における診療情報や処方情報などを電子化することで、現地の医師とボランティア医師間での情報共有や引き継ぎなどをスムーズに実施できるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
遠隔医療体制を構築する際は、患者や通常業務への影響を押さえながら進める必要がある。パンデミック下で一斉に遠隔医療体制を構築した2つの医療機関の例を紹介する。
オーストラリアでは処方箋の完全電子化が一般化しているが、制度確立までの道のりは平たんではなかった。完全電子化を阻んだ課題とその解決策とは。
コロナ禍を契機に、湾岸諸国では「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。湾岸諸国におけるデジタルヘルスケア産業の重点投資分野とは。デジタルヘルスケア推進の”壁”とその対処法についても紹介する。
医療機関は膨大なデータを扱い、そのデータに基づいて重要な決定を下す場合がある。一方、データの質は低くなりがちだ。それはなぜか。データの品質を改善させるために必要な方策と併せて紹介する。
英国の国民保健サービスでイングランド地域を管轄するNHS Englandが、医療サービス向けの新データ基盤を構築している。この計画に英国市民団体が“待った”をかけたという。なぜなのか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。