メディカルアイとケイ・オプティコムが、岩手、宮城、福島の3県の医療機関や自治体を対象に、インターネット経由で電子カルテ機能を利用可能なサービスを3カ月間無償で提供する。
メディカルアイとケイ・オプティコムは5月30日、被災地の医療支援を目的として、電子カルテ機能を利用できる医療クラウドサービスを無償提供すると発表した。無床クリニック用カルテを利用可能な岩手、宮城、福島の3県の医療機関と地方自治体が対象となる。申し込み期間は6月1日から11月30日までで、初期費用と申し込みの翌月から3カ月間の月額利用料金が掛からない。最短で申し込みの翌日から利用可能だ。
このサービスでは、ケイ・オプティコムのSaaS(Software as a Service)基盤「医療クラウド」上で、メディカルアイのクラウド型電子カルテ「医歩 ippo」の入力内容を簡素化した機能を利用できる。インターネットを利用可能な環境があれば、サーバの設置や工事などを必要としない。
ケイ・オプティコムによると、本サービスの利用を通じて被災地の臨時診療所における診療情報や処方情報などを電子化することで、現地の医師とボランティア医師間での情報共有や引き継ぎなどをスムーズに実施できるという。
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