S&Iが日医標準レセプトソフト「ORCA」の機能をインターネット経由で利用できるようにするサービスを2011年10月から診療所・クリニック向けに提供する。
エス・アンド・アイ(以下、S&I)は7月12日、日医標準レセプトソフト「ORCA」をインターネット経由で利用できる「ORCAクラウドサービス」を2011年10月に提供開始すると発表した。ユーザーは専用サーバの設置や医薬品の点数マスター更新、バックアップなどの運用管理が不要となる。
ORCAクラウドサービスは、ORCA認定サポート事業所であるJRCエンジニアリングがORCA利用環境をカスタマイズし、S&Iがインフラ整備や構築、運用などを行う。また、診療所やクリニックへの各種導入およびサポートサービスを、ORCAパートナーを通じて提供する。
ORCAクラウドサービスでは全ての診療データを、総務省「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン第1.1版」と厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第4.1版」などのガイドラインに準拠したデータセンターに保管する(関連記事:なぜ、医療クラウド市場は急速に拡大しているのか?)。また、データセンター側でプログラムのバージョンアップや各種マスターの更新、バックアップなどを含めたシステム運用を行う。
さらに、2011年3月にはS&Iが提供している「Karte Cloudサービス」とシームレスに連携する予定。Karte Cloudサービスは、ライフサイエンスコンピューティングが提供する電子カルテ「OpenDolphin Pro」をSaaS(Software as a Service)形式で利用可能にするものだ(関連記事:SaaS形式でも活用できる低コスト電子カルテ「DolphinPro」)。ORCAクラウドサービスの初期設定費用は35万5000円、月額利用料は1万9800円(いずれも税別)から。
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