電子カルテ買い替え時に注意すべき点【連載コラム】医療ITの現場から

電子カルテを導入済みの医師から、他メーカー製品への買い替えについての相談が増えている。しかし、悩んだ末に現在使用している電子カルテを再度リースする場合が多い。その理由とは?

2011年09月05日 09時00分 公開
[大西大輔,メディキャスト]

 1999年にカルテの電子化が法的に認められ、医療機関における電子カルテの導入が始まりました。その後、厚生労働省が2010年に診療データの外部保存に関するガイドラインなどを改正したことで、クラウド型電子カルテの使用も認められています(関連記事:クラウドコンピューティングが変える医療の未来)。現在、電子カルテはさまざまな面で進化しています。周辺機器との多彩な連動などが可能となり、操作性や利便性なども向上しています。

 既に電子カルテを導入している医師から「電子カルテを買い替えたい」という相談が、最近増えてきています。その内容は「製品のバージョンアップなどメーカー側の対応が気になる」「今一番シェアが高いものに買い替えたい」などさまざまです。しかし、あれこれと悩んだ末、現在使用している電子カルテを再度リースで使用するというケースが多いようです。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...