MicrosoftがついにWindows Phone「Tango」の存在を正式に認めた。同社はTangoで何を狙っているのか? そして「Windows Phone 8」(コードネーム:Apollo)とは?
約1週間後に「Windows Phone 7.5(コードネーム:Mango)」が提供されるというタイミングで、Microsoftは今後のWindows Phone OSについての計画を明かした。
6月に台湾のCompal Electronicsのレイ・チェンCEOが、あるプレスイベントでうっかり「Tango」というコードネームを口にしていたが、これまでMicrosoftはこの話を黙殺してきた。しかし、8月23日に香港で開催されたMSDNセミナーにおいて、同社は正式にWindows Phone Tangoの存在を認めた。
TangoはMangoの次のメジャーアップグレードであると目されていたが、中間のマイナーアップデートになるようだ。Microsoftによると、「Windows Phone 8(コードネーム:Apollo)」がMangoの次のメジャーアップデートになる。ただし、Apolloの詳細については、同社は口をつぐんだままだ。
Tangoの主なターゲットは、中国やインドなど、従来は顧みられなかった新興国になる。このような新興国市場でメーカーに安価なTango搭載端末を販売してもらえれば、MicrosoftはBingなどのサービスを展開できる。
TangoについてもApolloについても、これ以上詳しい情報は明かされていないが、少なくともこの2つの新版の存在が正式に認められた。9月1日のWindows Phone Mango搭載スマートフォンの発表時に、両バージョンについて簡単に言及されるだろう。
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