Windows Phone「Mango」の次バージョンは「Tango」そして「Windows Phone 8」は?

MicrosoftがついにWindows Phone「Tango」の存在を正式に認めた。同社はTangoで何を狙っているのか? そして「Windows Phone 8」(コードネーム:Apollo)とは?

2011年09月09日 18時30分 公開
[Valerie Sarnataro,TechTarget]

 約1週間後に「Windows Phone 7.5(コードネーム:Mango)」が提供されるというタイミングで、Microsoftは今後のWindows Phone OSについての計画を明かした。

 6月に台湾のCompal Electronicsのレイ・チェンCEOが、あるプレスイベントでうっかり「Tango」というコードネームを口にしていたが、これまでMicrosoftはこの話を黙殺してきた。しかし、8月23日に香港で開催されたMSDNセミナーにおいて、同社は正式にWindows Phone Tangoの存在を認めた。

 TangoはMangoの次のメジャーアップグレードであると目されていたが、中間のマイナーアップデートになるようだ。Microsoftによると、「Windows Phone 8(コードネーム:Apollo)」がMangoの次のメジャーアップデートになる。ただし、Apolloの詳細については、同社は口をつぐんだままだ。

 Tangoの主なターゲットは、中国やインドなど、従来は顧みられなかった新興国になる。このような新興国市場でメーカーに安価なTango搭載端末を販売してもらえれば、MicrosoftはBingなどのサービスを展開できる。

 TangoについてもApolloについても、これ以上詳しい情報は明かされていないが、少なくともこの2つの新版の存在が正式に認められた。9月1日のWindows Phone Mango搭載スマートフォンの発表時に、両バージョンについて簡単に言及されるだろう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news125.jpg

D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...

news088.png

企業のSNS活用実態 最も使われているのはX? Instagram?
企業はSNSをどのように活用しているのか。調査PRサービスを提供するPRIZMAが、最も使われ...

news055.jpg

日本のモバイルアプリトレンド2025 クロスデバイス戦略とMMMの重要性とは?
急速に進化するモバイルアプリ市場においてAIと機械学習の活用が本格化し、マーケティン...