現場情報入力を紙の帳票と同じ使い勝手で。入力者の負荷低減を重視したiPadアプリケーションがリリースされる。社内情報の信頼性・再利用性向上に結び付くことが期待される。
シムトップスは2011年10月17日より、手書き帳票のデジタルデータ化製品「ConMas i-Reporter」の提供を開始する。
ConMas i-Reporterは、2011年6月に開催された「設計・製造ソリューション展(DMS2011)」でデモ展示されていた製品だ(関連記事参照)。
キーボードやマウスといったデスクワークを前提とした入力デバイスによる帳票入力では、担当者は入力専用端末で入力作業を行う必要があった。iPad端末であれば、持ち運びも可能で、広いディスプレイとタッチ操作により、紙の帳票のような使い勝手を再現できるため、現場負担を軽減できる。
手書き入力された文字も、クラウド上に同社が用意しているOCR(文字認識)エンジンでテキストデータに変換できる。
入力はiPad標準の入力方法も併用できるので、完全な手書きと異なり、適切な設定をしておけば作業者による入力内容のばらつきを最低限に抑えられる。
同社では、製造現場の検査記録、不具合報告、保全作業報告などの用途の他、フィールドサービス業務などの社外での入力業務や営業業務での見積作成でも導入効果が期待できるとみている。
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