SAPジャパンが2011年9月に一斉に発表した、スマートフォン/タブレット向け業務アプリケーション全26種の機能を解説する。
SAPジャパンは2011年9月、スマートフォンなどのスマートデバイス向けの業務アプリケーション26種類を発表した。スマートデバイス向け業務アプリケーションは日本オラクルや日本インフォア・グローバル・ソリューションズといった競合ベンダーも提供済みだが、種類の豊富さという点でSAPジャパンに及ばない。
発表後はアプリケーションの数の多さに注目が集まったものの、肝心のアプリケーションの機能についてはあまり触れられてこなかった。SAPジャパンのスマートデバイス向け業務アプリケーションの特徴は、経費精算や承認申請といった小規模な業務単位のアプリケーションを豊富にそろえた点にある。これらのアプリケーションの利用は、SAP ERPをはじめとする同社の業務アプリケーション群「SAP Business Suite」の導入が前提となる。
本稿は、SAPジャパンが発表した全26種のアプリケーションを分野別に分けて解説する。本文冒頭にある分野別の目次に加え、巻末にアプリケーションを「想定利用者別」「用途別」「プラットフォーム別」に分類した目次も用意した。ぜひご活用いただきたい。
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