デスクトップ仮想化の投資対効果を高める5つの考え方まずはコストモデルを分析

初期投資が掛かるといわれている仮想デスクトップインフラだが、導入規模や管理方式など、工夫次第で投資対効果を高めることができる。本稿では5つの手法を紹介する。

2012年07月10日 09時00分 公開
[Eugene Alfaro,TechTarget]

 デスクトップ仮想化でハードウェアやサポート、管理面のコストを削減できるが、実はVDIには他にも幾つか隠れたコストを削減する方法がある。

 ITプロジェクトでは誰もが確実なROI(投資対効果)を求める。しかし、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)は必ずしも先行的なコスト削減を実現するものではない。それでも、VDIには導入規模や管理方式によって、ROIを高めるさまざまなメリットがある。

 物理デスクトップの台数削減(最も一般的なVDIのメリット)以外に、VDIのコスト削減を実現する方法とはどのようなものか。以下、リモートアクセス、サーバディスカウント、ストレージ統合など、コスト削減を推し進める幾つかの方法について紹介する。

1.VDIコストモデルを分析する

 VDIのコスト削減はどのようにすれば達成できるか。仮想と物理システムを比較してコストモデルを検討してみよう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。