果たして「iPad Mini」は存在するのか? さまざまな臆測が飛び交う中、米Appleの製造パートナーの売り上げデータが話題に。その数値変動が示唆するものは、「新たな製品の製造」なのか?
「iPad Mini」をめぐるうわさが盛り上がっているが、最近の報道によるとこの小型タブレットが既に本格生産に入っているらしい。これが事実であれば、米Appleが2012年9月に発表を行うのではないかという一部の臆測とも符合する。
米調査会社Jefferiesのアナリストは、投資家向けの最近のリサーチノートの中で、Appleの製造パートナー各社が既にiPad Miniの生産を始めていると述べ、台湾のFoxconnの売り上げが最近急増したと指摘した。Appleの主要な製造パートナーであるFoxconnは、例年では7月にそれほど大幅な売り上げ増を計上することはない。だが、2102年は6月から5パーセントの増収となったことが、iPad Miniの生産が本格化したとの推測につながったようだ。
さらにJefferiesのアナリストによると、台湾の製造パートナーの2012年7月以降の販売データは、Appleが同年9〜11月期の同タブレットの発注を1800万台から2500万台に増やし、12〜2月期向けとして3000万台以上を発注したことを示している。これから推測すると、同社は2012年のクリスマス商戦で800万台以上のiPad Miniを販売する可能性があるとしている。
iPad Miniのリリース時期については、9月になる見込みだとか11月になりそうだとか、さまざまな臆測が流れているが、同タブレットが既に本格生産に入っているのであれば、9月のリリースが現実味を帯びてくる。
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