詳細が明らかになったOffice 2013 RTの提供方法と機能間に合わなかったOffice 2013

Office 2013 for Windows RTの正式版提供予定とx86/x64版との違いについて、Microsoftが一部詳細を明らかにした。

2012年09月28日 18時30分 公開
[Grant Hatchimonji,TechTarget]

 米MicrosoftOffice 2013 for Windows RTをARMベース端末向けにリリースする意向であり、当初のリリースが「プレビュー」版となることは、2012年6月に判明していた。しかしMicrosoftは最近のブログで、正式版の提供開始について説明するとともに、Microsoft Office 2013のWindows RT版とx86/x64版の違いについても一部詳細を明らかにしている。

 まず、Office 2013 for Windows RTはWindows RT搭載のタブレット端末とPCに、デスクトップアプリケーションとしてプリインストールされ、単独で購入することはできない。従って、Windows Storeでは販売されない。

Word 2013とWord 2013 RT Word 2013とWord 2013 RT

 だがWindows RT端末の発売初日からOffice 2013 RTの正式版がプリインストールされるわけではない。Microsoftの現時点の説明によると、Office Home & Student 2013 RTの正式版は、2012年11月から2013年1月の間にリリースされる。これは相当幅のある期間だが、現在出回っているうわさによれば、x86/x64向けのOffice 2013の正式版は2012年11月にリリースされるという。つまり、RTの正式版はMicrosoftが予告した期間の前半に登場することになる。また、最終的なリリースのタイミングは言語によっても異なるため、リリースがずれ込む言語もある。

 Office 2013の正式版リリース前に発売されるWindows RT端末には、当面の措置としてプレビュー版が搭載される。正式版がリリースされた時点で、プレビュー版はWindows Updateを通じて自動的に無料でアップグレードされる。

 MicrosoftはWindows 8とWindows RTの搭載マシンが発売される2012年10月26日に、Office 2013 RTのリリース予定についてもさらに詳しい情報を公開するとしている。

Windows RTへの最適化内容

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。