2012年10月、Windows 8がリリースされたが、このOSに企業のIT担当者を引き付けるだけの魅力があるのかどうか、疑う声は多い。しかし一方で、肯定的な声も存在する。
例えば米Forrester Researchの調査報告書「Windows―― The Next Five Years」によると、「iOSやAndroidを搭載したタブレットやスマートフォンなどの浸透が、パーソナルデバイス市場を支配してきたWindowsのシェアに影を落としているのは事実だが、ビジネスPC市場では今後もWindowsが君臨し続ける」としている。
この報告書によると、PC、タブレット、スマートフォンをまとめた個人端末分野におけるWindowsのシェアは、2012年には30%に縮小している。これはかなり厳しい数字に思えるが、PC市場は今後も成長を続け、「2016年には、3億7千万台超と予想されるPC販売台数のうち90%をWindowsが占める」という。
Microsoftが、Windows 8とともに用意したWindows RTもIT担当者を悩ませている。Windows RTはx86ネイティブのデスクトップアプリケーションを実行することも、グループポリシーを使ってタブレットを管理することもできないなど、いくつかの問題点があるためだ。
これについて、調査会社の米Directions on Microsoftリサーチ担当副社長、マイケル・チェリー氏は、「Windows 8はx86プロセッサ向けの新しいOS。Windows RTは、多くのスマートデバイスで採用されているARMプロセッサ向けのOS」と述べ、両者を分けて考えるべきことを勧める。
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