「企業結合に関する会計基準」と関連する会計基準の改正案を公表。ポイントは少数株主持分に対する取り扱いの変更。
企業会計基準委員会(ASBJ)は1月11日、長く議論してきた「企業結合に関する会計基準」と関連する会計基準の改正案を公表し、コメントの受け付けを始めた。ポイントは少数株主持分に対する取り扱いの変更。
現行の会計基準では、子会社株式を追加取得した場合や一部売却した場合の他、子会社の時価発行増資等の場合には損益取引としている。だが、今回の公開草案では、それらを損益取引とせず資本取引として扱うようにした。これによって、親会社の持分変動による差額は、資本剰余金に計上することになる。また、現行の会計基準における「少数株主持分」を、公開草案では「非支配株主持分」に呼称も変更した。
当期純利益の表示についても変更があり、現行の会計基準における「少数株主損益調整前当期純利益」が、公開草案では「当期純利益」と変更された。現行の会計基準における「当期純利益」は、公開草案では「親会社株主に帰属する当期純利益」に変更される。その他、取得関連費用の取り扱いなどが変更される。IFRSで非償却となっているのれんについては、「市場関係者の合意形成が十分に図られていない状況にある」などとして現行の償却処理を継続する。
適用は2015年4月1日からの予定。
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