2013年01月11日 20時00分 公開
ニュース

ASBJ、「企業結合に関する会計基準」の改正案公表【IFRS】少数株主持分の取り扱いが変更

「企業結合に関する会計基準」と関連する会計基準の改正案を公表。ポイントは少数株主持分に対する取り扱いの変更。

[垣内郁栄,TechTargetジャパン]

 企業会計基準委員会(ASBJ)は1月11日、長く議論してきた「企業結合に関する会計基準」と関連する会計基準の改正案を公表し、コメントの受け付けを始めた。ポイントは少数株主持分に対する取り扱いの変更。

 現行の会計基準では、子会社株式を追加取得した場合や一部売却した場合の他、子会社の時価発行増資等の場合には損益取引としている。だが、今回の公開草案では、それらを損益取引とせず資本取引として扱うようにした。これによって、親会社の持分変動による差額は、資本剰余金に計上することになる。また、現行の会計基準における「少数株主持分」を、公開草案では「非支配株主持分」に呼称も変更した。

 当期純利益の表示についても変更があり、現行の会計基準における「少数株主損益調整前当期純利益」が、公開草案では「当期純利益」と変更された。現行の会計基準における「当期純利益」は、公開草案では「親会社株主に帰属する当期純利益」に変更される。その他、取得関連費用の取り扱いなどが変更される。IFRSで非償却となっているのれんについては、「市場関係者の合意形成が十分に図られていない状況にある」などとして現行の償却処理を継続する。

 適用は2015年4月1日からの予定。

ITmedia マーケティング新着記事

news024.jpg

CEOと従業員の給与差「299倍」をどう考える?
今回は、米国の労働事情における想像を超える格差について取り上げます。

news153.jpg

日立ソリューションズが仮想イベントプラットフォームを提供開始
セミナーやショールームなどを仮想空間上に構築。

news030.jpg

経営にSDGsを取り入れるために必要な考え方とは? 眞鍋和博氏(北九州市立大学教授)と語る【前編】
企業がSDGsを推進するために何が必要なのか。北九州市立大学の眞鍋和博教授と語り合った。