企業がAndroid端末を導入する上で厄介なのが、OSのバージョンの多さだ。Androidはなぜ、ここまで断片化が進んでしまったのか?
韓国Samsung Electronicsは、Androidのエンタープライズ対応に向けて大きく踏み出した。だがほとんどの組織にとって、Androidはあまりにも細分化されすぎて、標準化は困難だ。
米Googleが2013年4月2日(米国時間)に発表した統計資料によると、アクティベートされた約5億台のAndroidデバイスの94%は、Gingerbread(Android 2.3.x)以降を搭載しているという。その内訳は、Ice Cream Sandwich(Android 4.0.x)が29.3%、Jelly Bean(Android 4.1.x、4.2.x)が25%、Android 2.3.xが39.8%となっている。他のバージョンが実行されているデバイスは、全体の6%だった。
こうした細分化は、IT部門のモバイル戦略にとって大きな課題だ。Androidプラットフォーム全体を通して、一貫性を維持しなければならないからである。
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