ティントリジャパンがストレージ新製品群を提供開始。単一システムで最大2000の仮想マシンをサポートできる。同時に統合管理ツールの提供や販売パートナーの拡充を発表した。
ティントリジャパンは2013年10月30日、仮想化/クラウド環境向けストレージの新製品群「Tintri VMstore T600シリーズ」と統合管理ツール「Tintri Global Center」を出荷開始した。
Tintri VMstore T600シリーズは大規模サーバ向けの「Tintri VMstore T650」と中小規模サーバ向けの「Tintri VMstore T620」の2機種。専用OSの最新版「Tintri OS 2.1」を搭載し、スナップショットやレプリケーションなどのデータ保護機能を強化。SNMPv3、LACP(Link Aggregation Control Protocol)などのネットワーク管理プロトコルを利用可能にすることで運用・管理機能を強化した。ファイルシステムの改善による性能向上を実現した(画像)。
Tintri VMstore T650は1台で最大2000の仮想マシン(VM)をサポートする。大規模データベースやミッションクリティカルな基幹システム、1000ユーザー以上の仮想デスクトップ(VDI)、クラウド環境などに活用可能なハイエンドモデル。Tintri VMstore T620は、最大500VMをサポート可能なローエンドモデル。ティントリジャパンによると、500ユーザー以下のVDIや中小規模のサーバ統合などに適しているという。Tintri VMstore T650が2780万円、Tintri VMstore T620が1480万円(いずれも税別)。
Tintri Global Centerは、複数のTintri VMstoreストレージを単一のストレージシステムとして管理できるツール。複数のTintri VMstoreストレージで構成されたストレージシステムと、そのストレージシステムを利用するVM全体の稼働状況を可視化して統合管理できる。加えて、最大32台のTintri VMstoreストレージに対する監視やリポート表示などが可能(画面)。2013年第4四半期(10~12月)中の提供を予定している。
また、ティントリジャパンは国内販売/サポート体制の強化を発表。従来の東芝ITサービス、ノックス、丸紅情報システムズ、ユニアデックスに加え、新たにネットワンパートナーズ、富士通エフサスとの協業を開始した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIおよびクラウドネイティブの取り組みが、企業の成長や他社との競争において欠かせないものになってきた。その一方で、IT担当者の多くが、これらの取り組みをどう進めればよいのか分からず、ベストなIT環境を見いだせていないようだ。
VMware買収以降、仮想化プラットフォームにおける価格の不確実性といった新たな課題が論じられるようになった。その中で、AI/クラウドネイティブをはじめとする重要施策について、第二のプラットフォームを模索するケースも増えている。
クラウドをはじめとする新たなテクノロジーは、IT環境の進化や強化に貢献したが、複雑化やサイロ化を招き、コストの増大や業務の属人化といった問題も引き起こした。これらを解消し、一貫性のある運用管理を実現する方法とは?
企業がAIプロジェクトを進める際、その成功にはさまざまな要因が絡んでくる。インフラの導入/運用、予算や人材の配分、計画立案などだ。では、どうすればAIプロジェクトを破綻なく成功させることができるのか、その勘所とは。
生成AIをはじめとしたAI技術の進化と活用拡大で、SSDやHDDといったストレージの重要性はますます高まっている。そんなAI時代のストレージには、SSD、HDDどちらを選べばよいのだろうか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...