IFRSへの移行では、比較のために過去の財務諸表をIFRSベースで開示することが求められる。手間は掛かるが、この作業をIFRS開示本番のためのトライアルと位置付けることも可能だ。
IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)は2010年以降、日本でも任意適用が認められ、徐々に適用企業が増えてきている。2013年には旭硝子、2014年3月期にアステラス製薬、武田薬品工業、小野薬品工業、2016年にLIXILグループがIFRSを適用する予定である。金融庁がIFRSの任意適用企業を増やしていく方針を打ち出していることもあり、今後さらにIFRSを導入する企業が増えていくことが予想される。
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