メインフレームといえばレガシーシステムの象徴だが、先日行われたメインフレーム50周年式典で、IBMはメインフレームの新たな可能性をアピールした。モバイル時代のメインフレームとは?
メインフレームは衰退の一途をたどっていると業界でささやかれるようになって久しい。にもかかわらず、米ニューヨークで開催されたメインフレームの50周年を祝うイベントで、IBM System zのジェネラルマネジャーを務めるパット・トール氏は「メインフレームは依然として企業の成長を支えており、クラウド、分析、モバイルに向けて移行を続けている」と話した。「ビジネスの中心は今やモバイルデータだ。モバイルトランザクションの数がシステムトランザクションを上回る顧客もいる。メインフレームは新しい時代を迎えた」と同氏は付け加える。
50年前の課題は、メインフレームの巨大さと、事業所の複数のフロアを占有するようなアーキテクチャを維持できるかどうかだったと同氏は話す。
「今日の課題は、グローバルコンピューティング、トランザクション、モバイルアプリ、ハイブリッドクラウドコンピューティング、データライフサイクル、予測、現状分析のサポートだ」
同氏はComputer Weeklyのインタビューに答えて、メインフレームは50周年だが、自身もIBMに勤めて30年になると話した。
「父もIBMに37年間勤務し、メインフレームの初期テクノロジーに携わった。私はメインフレームの将来に携われることにワクワクしている」
同氏によれば、1964年にメインフレーム向けに作成されたプログラムが、現在のメインフレームでもまだ運用されているという。
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