目指すは“病院版Facebook” 「SNS」に目を付け始めた医療業界患者の医療情報をソーシャルで共有

ソーシャルメディアの成功を受け、医療業界はそのモデルを取り入れようと模索中だ。セキュリティの懸念を乗り越え、患者にとって安全かつ効果的なコミュニケーション手段を確立する動きは進むのか。

2014年08月28日 12時00分 公開
[Reda Chouffani,TechTarget]

関連キーワード

SNS | Facebook | 医療IT | ソーシャル | Twitter


 患者との関係性を深めるために、医療提供者がソーシャルメディアを医療情報交換の基盤として利用する際、避けなければならないさまざまな問題が浮上する。ただし、多種多様な患者層に広く普及しているソーシャルメディアは、医療提供者を悩ませている「患者エンゲージメント」の問題に解決の糸口を与えてくれる可能性がある。

 患者は「Facebook」「Twitter」「Yammer」「Instagram」といったソーシャルメディアで情報を共有しながら、友人や家族、同僚とつながっている。複数のOSで利用でき、テキストや写真など各種のメディアを簡単に共有できるのが、こうしたツールの魅力だ。

 こうしたソーシャルなつながり方をEHR(電子健康記録)システム内の医療データ共有にも応用しようと、多くの病院や医療提供者が試行錯誤を続けている。残念ながら、「ソーシャルメディアを通じて患者とのデータ共有やつながりを促し、結果的に治療効果を向上させること」はそう簡単ではない。

ソーシャルに医療業界が熱視線

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...