2014年11月28日 08時00分 公開
特集/連載

出そろってきた企業内アプリストア構築製品Computer Weekly製品導入ガイド

エンタープライズアプリストアでは、従業員向けに管理されたアプリを提供しなければならない。そのために何が利用できるのか。

[Bernt Ostergaard,Computer Weekly]
Computer Weekly

 アプリストアのコンセプトをAppleが打ち出したのは2008年7月。同社はApp Storeでアプリの品質を管理するとともに、新たな収益の道を開いた。売り上げは2013年に100億ドルを突破した。Google、Amazon、Microsoft、Nokia、Samsungなどの主要競合各社も似たようなサービスを立ち上げ、今では「アプリストア」という単語はモバイル端末向けの同様のサービスを指す一般名詞となった。

Computer Weekly日本語版 11月19日号無料ダウンロード

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 以来、幅広いOS(Android、Windows、Linux、Symbian、Windowsなど)向けのアプリストアが登場した。しかしどれもコンシューマーが対象で、ユーザー企業が管理するのは難しかった。米連邦取引委員会(FTC)はAppleとGoogleのモバイルアプリ市場を「監視が行き届かないデジタル危険区域」とまで表現している。

 モバイル端末や私物端末の業務利用(BYOD)ポリシーが普及し、企業内でタブレットの採用が進む中で、エンタープライズモバイル端末管理(MDM)やモバイルアプリケーション管理(MAM)戦略が急務になった。企業は社内で開発したアプリや業務に使う市販のアプリをそろえ、アクセスを管理する必要があった。

 エンタープライズアプリストアは、従業員やパートナー向けのアプリを管理・提供できる。社内でモバイルアプリを開発して導入しようとしても、普通は想定したユーザーの40〜50%にしか行き届かない。メンテナンスには手間が掛かる。そこでほとんどの企業は、社内システムやホスティング型のクラウドシステムを提供する社外のアプリストアプロバイダーに目を向ける。

エンタープライズアプリ市場

 社内エンタープライズアプリストアの構築にはハードウェア、ソフトウェア、サービスが伴う。

 専用アプリストアを開発している企業の1つにApperianがある。Apperianはカスタム開発アプリとサードパーティーアプリ、市販アプリへのリンク、Webクリップ、ハイブリッドアプリ、端末のプロファイルと電子メール設定プロファイルをエンタープライズアプリストアに保存できる。アップデートはアラート付きで配信され、強制アップデートのためのポリシーも適用できる。

 Apperianは、Android、iOS、BlackBerry、HTML5に対応した統合型のネイティブアプリストアを提供している。同ストアは顧客のブランドに合わせて設定できる。役割ベースのアクセスや、AppleのVolume Purchase Program(VPP)にも対応しているため、iTunesアプリストアからアプリを大量ライセンスで購入して管理できる。会社の認証サーバに接続すれば、ユーザーはシングルサインオン(SSO)を利用できる。

 Good Dynamicsの専用アプリストアは「GDSMP」と呼ばれ、業務の延長上にある請負業者、エコシステムパートナー、流通業者に企業のディレクトリシステムを介したアクセスを提供する。

ITmedia マーケティング新着記事

news153.jpg

「広告をきっかけにアプリをダウンロード」 回答者の46%――Criteo調査
コロナ禍におけるアプリユーザー動向調査レポート。日本のモバイルアプリユーザーはコン...

news088.jpg

「ウェビナー疲れ」 参加経験者の約7割――ファストマーケティング調べ
ウェビナーに参加する目的や参加頻度など、ウェビナー参加者の最新動向に関する調査です。

news070.jpg

現金主義からキャッシュレス利用へのシフト 理由の一つに「衛生」も――クロス・マーケティング調査
キャッシュレス利用が顕著に増加。金額によって支払い方法の使い分けが定着しつつあるよ...