2015年02月03日 08時00分 UPDATE
特集/連載

1社当たりの損失額は約2億1900万円意識調査に見た、日本企業のデータ保護への厳しい自己評価

EMCジャパンが発表したデータ保護に関する意識調査結果からは、日本企業のデータ保護意識の低さや、システム停止・データ損失の国内企業1社当たり損失額が約2億1900万円に上ることなどが明らかになった。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

日本企業はデータ保護レベルの成熟度が低い?

 EMCジャパンは2015年1月23日、データ保護に関する意識調査「EMC Global Data Protection Index」の結果を発表した。この調査は、米EMCの委託により英市場調査会社Vanson Bourneが2014年8、9月に実施。日本を含む24カ国・地域にある従業員数250人以上の企業、公共機関のIT部門の意思決定権者3300人がオンラインで回答した。日本企業の回答者は125人であった。

 EMCジャパン DPA事業本部 本部長の今井 浩氏は「調査の目的は、データ保護に対する課題を明確化すること。データ保護というキーワードに対して、どれくらい関心があり、どのようなIT投資・対応をしているのかを調査した」と説明する。

 同調査では、データのバックアップとシステム障害の経験、自社のIT戦略、インフラストラクチャに関して質問した。その回答結果を基に回答企業のデータ保護の進捗状況を「成熟度」(1〜100ポイント)で評価。成熟度ポイントを基に以下のカテゴリに振り分けた。

  • Laggards(遅れている):1〜25ポイント
  • Evaluators(評価段階):26〜50ポイント
  • Adopters(導入済み):51〜75ポイント
  • Leaders(先進的):76〜100ポイント

 その結果、日本企業の成熟度における平均スコアは26.9ポイントとなり、92%が下位2層のカテゴリ(「遅れている」と「評価段階」)に位置付けられた。また、国・地域別の成熟度で見ると最下位だった。ここからは、EMCジャパンが発表した日本企業の回答結果を基に、データ保護に関する意識や対策の現状を紹介する。

70%が「データ保護はビジネスに必要不可欠」と回答

ITmedia マーケティング新着記事

news023.jpg

Cookieによる効果測定に不足を感じる広告宣伝担当者が増加――サイカ調査
広告配信などにおけるCookie利用の制限が検討されています。一方で、企業の広告宣伝担当...

news018.jpg

「TikTok Ads」2019年の振り返りと2020年の展望
もう「踊ってみた」動画だけではない。急成長する広告配信プラットフォーム「TikTok Ads...

news112.jpg

「メルカリハイ」の謎を解く――4人に1人が100円以下の利益でもフリマアプリに出品
なぜ人は100円以下の少額利益でもフリマアプリに出品してしまうのか。謎を解く鍵は「承認...